全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会とぐるなびは11月5、6日、都内・渋谷で米粉を使った商品を外国人観光客にPRする「Rice Flour Festival」を開催した。
世界的には米粉を使った食材の認知度は低く、国内の米粉関連メーカーが輸出に取り組むためには認知度の向上や試食経験などが課題となっている。同イベントは来日中の外国人観光客を対象に、米粉素材の商品を試食してもらい帰国後に米粉を使った料理の情報収集や材料購入、調理などにつなげることを目的に開催した。
会期中は14の米粉関連事業者が試食メニューを提供し多くの外国人観光客が初めての味を体験した。米粉から揚げを提供した波里は「当社は揚げ物などにも利用できる米粉を製造販売しているが、調理したから揚げを通じて米粉ならではのサクサク感を味わってもらえた」と話した。米粉ラーメンを展開している八十八研究所は「外国人のラーメン人気は絶大。米粉で作られていることやグルテンフリーなどのメリットについても理解していただく場にしたい」と期待を述べた。洋菓子を提供した日の本穀粉は「もちもち感など米粉の特性を感じていただくことができた。米を材料としていることに驚いている方もいた」と喜んだ。