ネスレ日本は11月5日、この日数量限定で発売開始したサンタ型「キットカット」の「キットカット ホリデイサンタ」の生産数量を倍増する計画を明らかにした。
同商品は2022年から毎年クリスマスシーズン限定で販売。毎年完売し23年は22年よりも生産量を増やし約3倍の売上を記録した。
同社は、“人と人とのつながり”に着目して、身近な人とのコミュニケーションツールとしてキャラクターデザインの「キットカット」を訴求しパーソナルギフト市場を開拓している。
その際、希少性の打ち出しをビジネス拡大の鍵と捉える。今年は、昨年の好評を受けて、さらなる増産に踏み切っても希少性を維持できると判断した。
今井りさコンフェクショナリー事業本部コマーシャルデベロップ部ブランドマネージャーは「販売時期と販売チャネルを絞って展開することで、消費者にも希少価値を感じていただくのがビジネスの好調要因。昨シーズンに十分な数を準備したものの、まだまだ消費者から“探したけど買えなかった”とのお声が多く寄せられたことから、今シーズンは昨シーズンに対して生産数量と売上目標を2倍に設定した」と語る。
今年の新たな取り組みとしては、6個入りと12個入りの従来品に加えて、オーナメント缶(5個入り)を新発売。
オーナメント缶については「1対1のギフト商品で、日頃の感謝を伝えるのに好適でクリスマスツリーの飾りつけにもなる」と説明する。
各商品の個包装の裏面には、昨年にはなかった手書きのメッセージ欄も追加した。