6.1 C
Tokyo
5.7 C
Osaka
2026 / 02 / 14 土曜日
ログイン
English
食肉食肉加工品ハムギフト 高価格帯の拡充進む 単価6千円以上が伸長

ハムギフト 高価格帯の拡充進む 単価6千円以上が伸長

ギフト市場は通年で見ると伸長しているが、中元・歳暮のシーズンギフトは縮小傾向が続いている。そのシーズンギフトでも、大手ハム各社が強化する高価格帯商品は伸長しており、23年の歳暮ハムギフトの販売平均単価はわずかだがプラスとなった。現在、今冬の歳暮商戦がスタートしている。各社1万円以上の商品などを含め、価値を高めた高価格帯商品に力を入れている。

大手ハムメーカーの調査によると、23年のギフト市場全体は前年比2.7%増の10兆8190億円。24年の予測も1.7%増の11兆円強で、牽引しているのが記念日需要の個人カジュアルギフトなどだ。一方、ギフト市場全体の1割強を占める中元・歳暮市場は、企業の虚礼廃止の動きも重なり年々縮小傾向にあるのが実情だ。

ただ、コロナ禍から「特別な相手には特別な商品を贈りたい」ニーズがさらに高まり、特に日頃の売場では売っていないハムギフトは特別感も高く、アフターコロナとなった今も、各社が高価格帯と位置付ける6000円以上の商品が好調。

価格帯別では、3000円、4000円、5000円の商品が市場に多く、このボリュームゾーンの販売は減少傾向だが、6000円以上の商品は構成比は低いものの伸長しており、1万円以上のハムギフトも順調だ。これにより、販売単価は高単価商品が全体を牽引し、一部のデータではハムギフトの23年歳暮期平均単価は4237円と22年歳暮比で18円増加した。

コロナ禍を経て、現在の物価高騰の社会環境下、消費者は買い物に「失敗したくない」心理が働き、特に大切な相手への贈答品は、定番商品で安心感を求める傾向もある。

ハムギフトの定番は、日本ハムでは「北海道プレミアム美ノ国」や若者にも人気の「シャウエッセンギフト」、伊藤ハムは「伝承」、丸大食品は「王覇」など、各社安心の定番ブランドをあらためて強化するとともに、現在のニーズに合致した新商品の投入で市場を活性化させている。

(11月1日付本紙に「ハムギフト特集」)

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。