5 C
Tokyo
3.4 C
Osaka
2026 / 02 / 09 月曜日
ログイン
English
加工食品伯方塩業 松山駅にコンセプト店 塩の面白さ伝える スイーツやビール、雑貨まで

伯方塩業 松山駅にコンセプト店 塩の面白さ伝える スイーツやビール、雑貨まで

伯方塩業は9月29日、JR松山駅内に同社初のコンセプトショップ「with salt」を開店した(一部既報)。店は同日オープンした商業エリア「だんだん通り」の入口付近に位置する。

テーマは「ちょっとおもしろいかも、塩。」。業界でもトップクラスの知名度を誇る「伯方の塩」ブランドを有する同社だが、店内にその名前はほぼ見当たらない。石丸一三社長は「店舗では塩を前面に出すのではなく、『こういうものにも、使われているんだ』と驚かれるような商品を用意する。それらを通し、塩って面白いねと興味を持ってもらい、話題になれば嬉しい」と出店の狙いを話す。

看板商品は同社の大三島工場でも人気の塩ソフトクリーム。注文するとカリッとした食感の「フルール・ド・セル」、さわやかな香りが漂う「ブラッドオレンジソルト」、いずれかの塩をトッピングに選べる。このソフトクリームを求めて毎日行列ができ、オープン直後は開店から閉店まで絶えることはなかった。

木村洸希店長は「ソフトクリームが人気になると思ってはいたが、予想を上回る勢いだ」と驚く。実際、ソフトクリームの売上が店全体の6割を占める。そのため、当初計画していた月間売上高をオープンからわずか3日間でクリアした。

日替わりでさまざまな商品が並ぶ
日替わりでさまざまな商品が並ぶ

ソフトクリーム以外は、ほとんどがこの店のために開発した商品だ。例えば、生地とトッピングそれぞれに異なる塩を使った塩ベーグル、藻塩を加えて甘さを引き立てた塩あんどら焼きなどが並ぶ。いずれも、地元のベーカリーや和洋菓子店などとのコラボレーションから生まれた。

このほか、地元のメーカーと開発したクラフトビール「ザルツ(ドイツ語で塩)」、はちみつ塩レモンジャム、塩サイダーや塩コーラなど多彩な商品をそろえる。食品だけでなく、昔ながらの塩田で使う竹の枝を活用したドライフラワーのような雑貨も合わせ、店内には約60種類の品が並ぶ。駅ナカという立地柄、通勤・通学者から旅行客、近所の人々まで客層は幅広い。

同社は今期から5か年の中計をスタートさせた。基本テーマは「シン・伯方塩業」。石丸社長は「〝シン〟には〝新しい〟というだけでなく〝伸びる〟〝深掘りする〟〝進む〟など、いろいろな意味を込めた」と話す。 

木村店長は「新しい取り組みであるこのショップで、好スタートを切ることができた。『with salt』のブランド力を高め、県内外に展開できれば」と意気込む。

関連記事

インタビュー特集

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。