9.2 C
Tokyo
7.2 C
Osaka
2025 / 12 / 10 水曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリーム牛乳乳製品の日常的な摂取で骨の健康アップ 雪印メグミルクが研究成果

牛乳乳製品の日常的な摂取で骨の健康アップ 雪印メグミルクが研究成果

雪印メグミルクと弘前大学との共同研究で、日常的な牛乳乳製品摂取が骨代謝や骨強度値と関連し、骨の健康に必要な栄養補給に寄与することが示唆された。なお現在、牛乳乳製品の摂取は骨の健康に有用とされるが、詳細な骨の健康状態と摂取量の関連は明らかになっていない。

この研究では、青森県弘前市岩木地区住民1千63人のデータをもとに、牛乳乳製品摂取量と、骨代謝マーカーおよび音響的骨評価値の関係について検討した結果、次の関連性が示された。

▽低脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨を壊す指標である骨吸収マーカーが低くなる関連性と、骨強度値が高くなる関連性。▽通常および高脂肪の牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨を作る指標である骨形成マーカーが高くなる関連性。▽牛乳・乳製品の摂取量が多いほど、骨代謝を調節する副甲状腺ホルモンのバランスが保たれる可能性。

雪印メグミルクは「今後も健康ビッグデータ解析により牛乳・乳製品摂取と健康状態の関係を明らかにし、当社が強みとする骨や乳酸菌などの深耕に加え、ミルクの新たな健康価値を研究していく」としている。

研究成果は、国際学術雑誌「Bone Reports」に「日本人成人における牛乳・乳製品摂取量、骨代謝マーカーおよび音響的骨評」として掲載された。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。