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飲料系飲料カロリーゼロ・糖質ゼロ・脂質ゼロを実現したセブンの人気飲料から「アクエリアス」の“体脂肪を減らす”新商品 その勝算は?
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

カロリーゼロ・糖質ゼロ・脂質ゼロを実現したセブンの人気飲料から「アクエリアス」の“体脂肪を減らす”新商品 その勝算は?

 日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスは、「セブンプレミアム」の人気飲料・トリプルゼロシリーズから「アクエリアス」ブランドを冠にした新商品「セブンプレミアム アクエリアス エスボディ」を開発した。

 6月24日から約2万2000店のセブン&アイグループ各店で順次発売される。

 同商品は、トリプルゼロシリーズの特徴であるカロリーゼロ・糖類ゼロ・脂質ゼロの3つのゼロに加え、体脂肪を減らす機能があることが報告されているローズヒップ由来のティリロサイドを含む機能性表示食品のスポーツドリンク。500mlで価格が税別110円と値ごろ感にも対応する。

 トリプルゼロシリーズとしては初の非炭酸飲料となる。

 6月14日、発表会に登壇したセブン&アイ・ホールディングスの羽石奈緒執行役員商品本部長は外部データを引き、スポーツ機会が増加していることと、健康を意識して炭酸飲料を飲まない層が一定数いることに勝機を見出す。

左からセブン&アイ・ホールディングスの羽石奈緒氏、コカ・コーラボトラーズジャパンのアレハンドロ・ゴンザレス・ゴンザレス氏
左からセブン&アイ・ホールディングスの羽石奈緒氏、コカ・コーラボトラーズジャパンのアレハンドロ・ゴンザレス・ゴンザレス氏

 「3つのゼロと買いやすく続けやすい価格設定、そして何よりコカ・コーラ様の大切なブランドである『アクエリアス』の安心・安全とかけ合わせることでお客様に健康価値というものをお届けしたい」と力を込める。

 トリプルゼロシリーズは現在、「ゼロサイダー トリプル」「同 ビタミン」「同 乳酸菌」「同 ファイバー」の炭酸飲料4品をラインアップ。

 それぞれの商品が指名買いされる傾向にあり「セブンプレミアム アクエリアス エスボディ」についても「これまでとは全く違ったお客様の来店目的になり得ることを考え商品開発に至った」と語る。

 コカ・コーラシステムとしては、幅広いニーズを捉えることを目的とする。

日本コカ・コーラの高木直樹氏
日本コカ・コーラの高木直樹氏

 日本コカ・コーラの高木直樹マーケティング本部スポーツ事業部シニアディレクターは「もともと健康意識はお客様の中にあったが、特にコロナ禍を経て体脂肪への意識が高まる傾向が見て取れた」と振り返る。

 500ml当たりの食塩相当量は0.5g。優れた水分補給を訴求する「アクエリアス」のブランド力を活用しつつ“体脂肪を減らす”ヘルスクレームを訴求することで、水分補給ニーズが高まる夏場に特化せず、年間通じた需要獲得を見込む。

「商品としては、体脂肪を減らすという機能性表示の訴求が一番のポイント。一方で『アクエリアス』ブランドから出ているため、優れた水分補給も機能としては兼ね備えている」と胸を張る。

 コカ・コーラボトラーズジャパンのアレハサンドロ・ゴンザレス・ゴンザレス執行役員リテールカンパニープレジデントは「トリプルゼロシリーズ初となるコラボレーションができ、健康にも配慮した商品開発を共同でき嬉しく思っている。今後、セブン&アイ・ホールディングス様とのパートナーシップをさらに強化し、飲料カテゴリーにおけるイノベーションを創出し相互の成長を達成すべく活動していきたい」と意欲をのぞかせる。

左からトリプルゼロシリーズの既存4品と新商品の「セブンプレミアム アクエリアス エスボディ」
左からトリプルゼロシリーズの既存4品と新商品の「セブンプレミアム アクエリアス エスボディ」

 なおトリプルゼロシリーズの前身商品は2013年に発売されたカロリーゼロの「ゼロサイダー」で、その年の売上高は約5.6億円。22年に3つのゼロを訴求する現在の形に進化し4品計の23年売上高は約167億円。

 羽石氏は「カロリー・糖類・脂質がゼロであり、例えば『ゼロサイダートリプル ファイバー』ではレタス3個分の食物繊維など、わかりやすい健康感がお客様に伝わっている。お買い求め続けやすい価格も人気の要因。加えて、特に若年層の女性から味わいに高い評価をいただいて火が付き、支持が広がっている」と説明する。

 リピート率の高さも特徴という。

 「1ヶ月で再購入された比率が4商品すべてカテゴリー平均を大きく上回っている。天候や気温に販売状況が左右されにくいことからも健康感という付加価値が浸透し売れ続けていることがわかる」と述べる。

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