飲料系飲料コーヒーブランド「ジョージア」生成AI活用した占いコンテンツ公開 「毎日気になる」に着目 前向きな気持ちも後押し

コーヒーブランド「ジョージア」生成AI活用した占いコンテンツ公開 「毎日気になる」に着目 前向きな気持ちも後押し

 コカ・コーラシステムは、コーヒーブランド「ジョージア」で生成AI技術を活用した占いコンテンツ「AI明日メーカー」を公開して若年層を中心としたユーザーとの接点を拡大していく。

 「占いは毎日気になるという方も多いことから、気軽に継続して何回でも使っていただきたいという思いで導入した」と語るのは、5月13日囲み取材に応じた日本コカ・コーラの元木麻由マーケティング本部シニアブランドマネジャー。

 「AI明日メーカー」は、ユーザーが今の気持ちや興味関心事に関する設問に回答し、その回答に応じてAIが占いを生成するもの。

「AI明日メーカー」生成例
「AI明日メーカー」生成例

 気軽に回答することで前向きな気持ちを後押ししていくのも狙いの1つ。

 「日頃思っていることを何気なく答えることで、ポジティブなアウトプットが生成され、今や明日を楽しく感じていただける」という。

 この生成AIと占いの掛け合わせによる前向きな気持ちの後押しは、キャンペーンメッセージ「毎日って、けっこうドラマだ。」の趣旨にも合致する。

 今回は、これまでの消費者参加型デジタルコンテンツ「毎ドラ部 presented by Georgia(以下、毎ドラ部)」の第1弾「AIイラストメーカー」や「AIソングメーカー」とは異なり、写真をアップロードしなくても手軽にコンテンツを楽しめる点が特長となっている。

 「AIイラストメーカー」は話題となり、イラスト生成総数は2024年5月1日に145万回を突破した。

 「若年層を中心に幅広い世代の方にコンテンツをご利用いただいている。コンテンツの体験を通して、ブランドメッセージがより深く伝わったり、『ジョージア』製品の購入回数が増えたりしていることがわかった」と手応えを語る。

 ブランド刷新2年目となる今年はブランドメッセージをより幅広い層に伝えていくことにも注力する。

「ジョージア」キャンペーン発表会に登壇した向井理さん、浜辺美波さん、河村勇輝さん
「ジョージア」キャンペーン発表会に登壇した向井理さん、浜辺美波さん、河村勇輝さん

 そのため、5月13日からは新コミュニケーションを展開。ブランドセレブリティに、俳優の向井理さん、浜辺美波さん、プロバスケットボール選手の河村勇輝さんを起用し、店頭からデジタルまで幅広くコミュニケーションを行っている。

 「毎ドラ部」ではリアルの場でのイベントも実施。5月18日から8月25日の週末限定で、体験型イベント「ジョージア毎ドラ部パーク」を全国10か所で開催する。

 イベントでは、「AIイラストメーカー」で生成されたAIイラストのオリジナルプリントステッカーがもらえる企画などが実施される。

 昨年のリアルイベントの好評を受け、今年は内容をさらに強化して実施する。

 「昨年、『AIイラストメーカー』を使用したオリジナルボトルが作れるキャラバンを行ったところ、ご家族連れを中心に多くの方に楽しんでいただいた。流通カスタマーの皆様からも“施設への来客者数が増える”と好評だった」と振り返る。

 商品面では「ジョージア THE ラテ」を中心に据え、引き続き20-40代の若年層を中心にアプローチしていく。

 「現在、ミルク入りのコーヒー市場が盛り上がっていることや、若年層のリクルートに寄与するフレーバーのため『ラテ』を前面に押し出していく」と説明する。

 「ジョージア」ブランドは、2月のリニューアル以降も計画通りに推移しているという。
 「PETボトルのラベルをシースルーにしたことで、すっきりとした味わいが想起しやすくなった。見た目と中味のセットでおいしいと感じていただけている」と述べる。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。