ウーバーイーツ 今年も好調持続、売上2ケタ増 子育て世帯の利用が拡大

フードデリバリーのUber Eats(ウーバーイーツ)は、24年1~3月も売上が前年同期比10%以上増と好調だ。コロナ禍を経て事業環境は激変したが、Uber Eats Japanの中川晋太郎代表は「直近は『Uber Eatsで、いーんじゃない?』のプロモーション効果もあり、ファミリー層の利用意向が約25%アップした。飲食店から届ける料理だけでなく、一般の食品・日用品・医薬品などの取り扱いも拡大中」とさらなる成長に自信をのぞかせる。

このほど開いた新CM発表会の席上で語ったもの。中川代表は「日本でサービスを開始して間もなく8年を迎える。コロナ禍では当社の想定を上回る需要が生まれ、その後も成長が続いている」と説明。なかでもファミリー層のユーザーが増加傾向とし、「ウーバーイーツは『究極の子育て支援ツール』になり得る。外出できない時に限らず、仕事が忙しい時、家事や子育てで手が離せない時、様々なシーンで価値を発揮できる。日常生活にうまく取り入れれば家族みんなが笑顔になれる」とアピールした。

またフードデリバリー以外の分野が急成長。スーパー、コンビニ、ドラッグストアなどを介し、食品・日用品・医薬品なども届けるが、23年はこれらが前年比80%増と伸びた。

新CMは5月9日から放映。中尾明慶さん、仲里依紗さん出演の「やっぱりUber Eatsで、いーんじゃない?」シリーズの新作「100万人目篇」「団子篇」の2本で、ウーバーイーツを利用しなかったがゆえに想定外の事態に巻き込まれるユニークな内容。夫婦でウーバーイーツのヘビーユーザーとして知られるが、発表会では中川代表から「公式Uber Eats博士」の認定証が授与された。