7.2 C
Tokyo
8.7 C
Osaka
2026 / 02 / 13 金曜日
ログイン
English
流通・飲食加藤産業 上期は増収増益 「流れは変わった」加藤社長

加藤産業 上期は増収増益 「流れは変わった」加藤社長

加藤産業の上期(23年10月~24年3月)業績は営業収益が前年比7.2%増の5千838億円、営業利益が7.5%増の95億円。増収増益だった。加藤和弥社長は会見で上期の概況を報告した上で、下期については「流れは変わっており、これまで通り経費が抑えられる状況ではなくなる」とし、次の通り述べた。

【上期の業績について】

営業総利益率(7.16%)は若干低下したが、売上の伸長に伴い経費率が下がり、結果として営業利益率(1.63%)は維持した。売上においては円安や海外のプラス要因もあるが、国内小売市場の価格改定による押し上げ効果が大きい。

ジャム製造のグリーンウッドファクトリーを設立し、新工場が稼働している。その減価償却で赤字スタートしたのは計画通りだ。セグメント別では、海外事業が各国の様々な要因で苦戦している。

【下期の見通し】

大きな変化ではないものの、間違いなく流れは変わっている。下期以降、様々なマイナス要因が発生し、数値的に厳しくなるだろう。

当初は商品の価格改定の方が先行していたので利益も出ていたが、後追いで物流やエネルギーのコストアップが出てくることを考えると、これまで通り経費が抑えられる状況ではなくなる。

【菓子・酒類について】

菓子は加藤菓子ホールディングスを設立した。業務の効率化が狙いであり、カトー菓子と植嶋の2社で営業することは変わりない。ただ、ホールディングスとなったことで、菓子という塊で考え動くことができるようになった。外部に対しても、加藤産業が菓子事業を行っているというのを改めて認識してもらっている。

菓子市場は食品と同様、人口減が避けられないが一方で1日に3食決まって食べるものでもないので、いろいろな手を打つことができる。われわれのボリュームはまだ少ないため、チャレンジすべき分野だと考えている。

厚労省の飲酒ガイドラインについては、影響があるとすればマイナスでしかないが、今のところそれが急激に出ているとは思っていない。むしろ、コロナを挟んだ中での飲酒機会喪失の影響が大きい。

海外のようにアルコール売場での規制が厳しくなれば、買い離れを起こす可能性はあるが、目に見えるようにならない限りは、大きな影響はないと思われる。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。