高級ぬか床で新販路開拓 こだわりの原料で贅沢感訴求 コーセーフーズ

漬物の素や発酵食品の販売を手掛けるコーセーフーズは、百貨店や高級スーパーなど新販路開拓をにらんだ「こうじや里村 ちょっと贅沢なぬか床」(900g、希望小売価格1千円)をこの4月から発売した。

同社の主軸商品の一つ「コミローナ 熟成ぬか床」のアッパー商品として、原材料や味へのこだわりを求めるユーザーに新提案する。

新商品「ちょっと贅沢なぬか床」は、「乳酸菌×酵母×麹菌」のトリプル発酵製法を採用し、水の代わりにだしエキスで仕込んだ風味豊かなぬか床。

米ぬかは、ぬか床のために選抜した国産ぬかと、酵素を豊富に含んだ玄米麹を使用。発酵菌は、フルーティーな香りを醸し出す植物性乳酸菌に、世界自然遺産「白神山地」で発見された発酵力の強い酵母を掛け合わせた。

塩は、高知県室戸沖に湧き上がる海洋深層水を汲み上げて作られた、にがりを含んだあら塩。副原料についても、ぬか床の旨味を補強する、10種類の国産だし原料をミックスしている。

同社では、ぬか漬けの素カテゴリーで全方位戦略を掲げており、「熟成ぬか床」やネット専用商品「冷蔵庫で育てる熟成ぬか床」シリーズ、エントリー商品としても手軽な「ラップ de カンタンぬかチューブ」など品揃え充実に取り組んでいる。「ちょっと贅沢なぬか床」の投入で、高級志向のユーザーの取り込みを進めていきたい考えだ。