その他SDGs食品残渣で再エネ発電 スーパー初の「再生利用事業計画」認定 ヤオコー×NRC
カナエ モノマテリアルパッケージ

食品残渣で再エネ発電 スーパー初の「再生利用事業計画」認定 ヤオコー×NRC

ヤオコーは、西東京リサイクルセンター(東京都羽村市、以下NRC)と共同で、バイオガス発電事業での食品リサイクルループを構築。食品スーパーでは初めて、食品リサイクル法の「再生利用事業計画」認定を取得した。

両社の食品リサイクルループは、ヤオコー店舗で排出された食品残渣(惣菜や野菜くずなど)を、NRCでバイオガス発電(メタン発酵処理)によってリサイクルし、再生可能エネルギーを発電。さらに発電時の副産物として発生した固形物を肥料として、ヤオコーファームの圃場に散布し、野菜を栽培する仕組み。肥料を使って育てられた農産物は、店舗で販売される循環型モデルとなっている。

NRCとの食品リサイクルの取り組みでは、店舗におけるごみの分別方法を抜本的に変更。NRCでは、廃棄物として搬入される包装容器などの廃プラスチックなどメタン発酵に適さない発酵不適合物と、メタン発酵原料となる内容物を分別することが可能で、対象店舗では生ごみとその他廃棄物を分別する手間がなくなり、可燃ごみとして処分していた店舗でも、生ごみを食品リサイクル資源として活用できるようになったという。

こうした取り組みの結果、従来の食品リサイクル実施店舗に比べて1店舗当たりの食品リサイクル率が約1・6倍に上昇。可燃ごみ排出量も約25%削減された。さらに次のステップではバイオガス発電で発電した再エネ電気をヤオコーファームの水耕栽培(ハウスレタス栽培)の成長促進用LED照明に活用する取り組みもスタートした。

ヤオコーでは環境目標として「2030年食品リサイクル率100%」を掲げており、さらなる取り組みを通して地域社会の環境負荷低減に努めていく方針だ。

関連記事

インタビュー特集

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...