ウエルシアPB「からだWelcia」 初の冷凍餃子・炒飯をこだわり品質で

ウエルシアのプライベートブランド(PB)「からだWelcia」から、初の冷凍食品として餃子と炒飯が発売される。

消費者アンケートやラーメン店主とのコラボを通じ、原材料や製法などおいしさを徹底的に追求したことがポイント。このほど新商品発表会を都内で開き、ウエルシア薬局で商品物流担当の桐澤英明副社長は「低価格重視のPBではなく、顧客ニーズに応える付加価値あるPBとして独自に開発した」など話した。

「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」を4月18日から、「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」を5月21日から、全国の冷凍ケースを備えたウエルシア店舗(約2千店舗)で発売する。

キーワードは「ウエルシアの冷凍食品は、人にあたたかい」。食卓のプラス一品になること、生活スタイルの提案があること、SDGs文脈で利益の再分配をすることなどをコンセプトに掲げる。今期はPBの冷凍食品でさらに4品を追加予定。

「黒豚をちゃんと感じる幸せの肉餃子」は、昨年実施した消費者アンケートで冷凍餃子の商品化を求める声が最多だったことから開発がスタート。餃子に対するニーズも詳しく調査した結果、肉は鹿児島県産の黒豚のみ、野菜は国産のみを使用。国産あごだしでジューシー感を大幅にアップさせ、0.6㎜の薄皮にもこだわった。12個入。価格は398円(税別)。

「あの店主がつくったメニューにはない炒飯」は、数々の受賞歴を誇る「ラーメン屋 トイ・ボックス」とタッグを組んだ「からだWelcia」初のコラボ商品。山上貴典店主によると、「2019年ごろに炒飯をひたすら作った時期があったものの、店舗の事情で提供できなかった」が、今回の商品化により家庭で食べられるようになった。鶏油と醤油にこだわった味わいが特長。300g。価格は298円(税別)。

商品本部の岡本貴商品企画部長は「冷凍食品で餃子と炒飯は競合が多い激戦区だが、新商品は味で十分に勝負できる」と自信をみせた。