食肉卸大手のスターゼンは、4月1日からグループの経営理念を刷新。新たにブランド・ビジョンを策定した。
組織風土改革に向けたインターナルブランディングのプロジェクトを昨年6月に立ち上げ、変革を推進するメンバーを各部門から選出。創業者の想い、社内外の環境分析、経営方針などを踏まえ、あらゆる角度からグループを見つめ直したという。
経営理念には「食の感動体験を創造することで世界中の人々と食をつなぎ続ける」を掲げ、これに従来の「スターゼンと取引をしてよかったといわれる会社にしよう」「スターゼンで働いてよかったと思える会社にしよう」「仕事を通じて自ら成長しよう」を合わせた。さらに、経営理念を実現させるためのブランド・ビジョン「『いただきます』で、もっと元気に。『ありがとう』で、もっと笑顔に。」も策定した。
刷新の背景について同社では「変化の激しい世の中で、さまざまな価値観や能力を持つ従業員が、お互いを尊重しながら一つの方向を目指し力を発揮していくために、当社の歴史も踏まえた上で『新たな指針』を掲げる時期であると考えた」と説明している。