「幼虫3Dゼリー」も 魅力ある商品で購買意欲喚起 名糖産業春の新商品

名糖産業(名古屋市・三矢益夫社長)の2024年春の新商品が、この3月に順次発売(一部商品は先行発売済み)される。同社の今期足下の業況(4-12月累計)は、主軸のチョコレート部門が二ケタ増。大袋商品やエアインチョコ、小物菓子などがいずれも堅調な推移を見せている。

粉末飲料では、基幹ブランドとして育成強化を進めている「スティックメイト」が、価格改定効果もあり7%増とした。

今春商戦では、引き続き主力ブランド・重点商品の拡販に力を注ぐとともに、魅力ある新商品づくりで、消費者の購買意欲喚起を図る。(希望小売価格はすべて税抜)

チョコレート

チョコレートは、主力の大袋商品が4―12月累計で約9%増。「アルファベットチョコレート」はブランド全体で同7%増と堅調。昨年リニューアル発売した「サクッとクレープ」が定番配荷を増やしている。小物商品では、エアインチョコ「ぷくぷくたい」が二ケタ伸長と引き続き好調。

「アルファベットチョコレート 抹茶ティラミス」

「アルファベットチョコレート」の期間限定フレーバー。抹茶ティラミス風味のチョコレートをミルクチョコレートで包んだもので、香り高い京都府産宇治抹茶の風味と、まろやかなマスカルポーネチーズの甘みが楽しめる。2月5日発売。134g、500円。

「こそっとグラノーラ」(名糖産業) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「こそっとグラノーラ」(名糖産業)

「こそっとグラノーラチョコ」

オフィスや通勤時、休憩時間などの小腹満たしにピッタリ。クランベリー、ストロベリー、グラノーラをミルクチョコレートで包んだひとくちチョコ。

食物繊維に加え、1日分のビタミンCと1/3日分の鉄分を含有する栄養機能食品。パッケージは、日常の食シーンを描いた3種で展開。3月4日発売。49g、200円。

〈子ども向け菓子〉

「つくってたべよう!幼虫3Dゼリー」

本物そっくりのカブトムシの幼虫の形のゼリーが、水だけで簡単に作れる子ども向け菓子。組み立てた型に、水に溶かしたゼリーを頭部分(コーラ味)、からだ部分(ヨーグルトソーダ味)を順に流し込み、冷やせば出来上がり。

直径約5㎝、重さ約35gのインパクトのある仕上がり。3月4日発売、200円。

〈粉末商品〉

「とけだす果実の紅茶 パイン&マンゴー」(名糖産業) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「とけだす果実の紅茶 パイン&マンゴー」(名糖産業)

「とけだす果実の紅茶 パイン&マンゴー」

つぶつぶ感が味わえるフリーズドライの果実入りフルーツティー「とけだす果実の紅茶」シリーズの春夏向け新作。パイナップルとマンゴーのフリーズドライの果実を入れた。

既存商品「アップル&ピーチ」「ストロベリー&ラズベリー」との3品体制で、メーンターゲットである20~40代女性に訴求していく。3月4日発売。5袋入・400円。

「ハニーレモネード」

はちみつの華やかな香りと、キュッとすっぱいレモンの味わいをバランスよくまとめた個包装タイプの粉末飲料。1杯当たり、ビタミンC1千350㎎、ビタミンE1・8㎎、クエン酸1千350㎎を配合。刺激的なすっぱさで競合商品との差別化を図る。3月4日発売。8本入・320円。