伊藤ハム米久HD 3温度帯とも強化の春商品 初の機能性表示食品も

伊藤ハム米久ホールディングスは1月25日に春の家庭用新商品発表会を報道向けに実施した。「チルド、冷凍、常温の3温度帯フルラインのラインアップ戦略を中長期的にも強化していく」(米田雅行常務執行役員)とし、グループで3温度帯それぞれの新商品などを発売。伊藤ハムでは同社初の機能性表示食品で、課題とする「30~40歳代」を意識した「バランスライフ」を投入するなど、「ベーシック商品に軸足をしっかり置いた上で、新たなモノにチャレンジしていく」(同)商品戦略で、若年層を意識した商品も多数投入する。

伊藤ハムは新商品やリニューアル品など120品を投入し、うち新商品は35品。温度帯別品目数は常温30、冷蔵90。米久は常温1、冷蔵21、冷凍13と、グループで温度帯を幅広く提案している。

伊藤ハムの主な新商品は、機能性表示食品「バランスライフ」シリーズとしてピザを2品(マルゲリータ、チーズ)、サラダチキンスティック1品を投入する。特徴は「たんぱく質」「GABA」「手軽さ」で、パッケージには、ピザは「一時的に落ち込んだ気分を前向きにする」と、チキンスティックは「中高年の方の加齢に伴い低下する筋肉量を維持」とそれぞれ記載する。

「WOW食べてびっくり」シリーズは、進化系ウインナーとして既存のウインナーでは取り切れていない20~40歳代を狙う。味はかねふくの明太子を使用した「食べたら結構明太子」と「あの夏の日を思い出す焼きとうもろこし」の2品。いずれも見た目はウインナーだが、食べると味や食感でそれぞれの食品を再現している。焼いてもおいしく、冷めても風味が変わりにくいので弁当や作り置きにも適している。

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