丸美屋食品 ふりかけなど基幹3群強化 「次の柱」も育成へ 春夏新商品

丸美屋食品工業は2024年春夏新商品39品を1月18日から2月22日にかけて順次発売している。ふりかけ、中華、釜めしの基幹3商品群に加え、米飯、即食惣菜などの商品群でも商品ラインアップを強化する。杉山典由取締役マーケティング本部本部長は1月23日に開いた新商品説明会で同本部について「様々な人に喜んでいただける商品を作り続けること、開発し続けることが業務」としたうえで「新商品39品の市場定着を進めていきたい」と語った。

ふりかけではふりかけ型万能素材カテゴリーの伸長を背景に「食感サクッと」シリーズ2品を新たに提案する。「味道楽」発売55周年を記念した期間限定品「たま道楽 ふりかけ食べ比べ」を投入するほか、「混ぜ込みわかめ」「混ぜ込み赤しそ」「ソフトふりかけ」「家族のお茶漬け」の各シリーズの展開を強化する。

中華では期間限定品「牛ペッパー麻婆豆腐の素」を投入し、「贅を味わう」シリーズに「青唐辛子麻婆豆腐の素」を、「1~2人前」シリーズに「麻婆茄子の素」を追加する。「タンミョン」シリーズから「プルコギタンミョン」「タッカルビタンミョン」を提案する。

釜めしでは「炊きこみめし」シリーズに「チキンパエリアの素」を追加し、「世界の山ちゃん監修 幻の手羽先風釜めしの素」も投入する。セット米飯では「フカヒレあんかけ丼」、期間限定品の「筍と桜えびのおこわ」と「鯛おこわ」を、「スープdeごはん」シリーズに「マッサマンカレー」を追加する。

即食惣菜で「レンジDELI」「Good Pack!」の各シリーズ、メニュー用調味料で「おうち食堂」「かけうま!」の各シリーズの展開を強化する。レンジ調理パウチを採用した「ジップクック」シリーズ2品も新たに提案する。

杉山本部長は23年度(23年12月期)の業績を振り返りつつ「基幹3商品群は安心・安全、簡単、時短、タイパといったニーズを取り込むことができてきている」と指摘。米飯群に引き続き力を入れていく考えを示したうえで「潜在需要の高い商品はたくさんある。販売活動を活発化させ、マーケティング課題である次の柱の育成に取り組んでいきたい」と語った。

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