トップニュースコンビニ 大手3社上期好業績 人流回復や猛暑追い風に
カナエ モノマテリアルパッケージ

コンビニ 大手3社上期好業績 人流回復や猛暑追い風に

コンビニ大手3社は上期(3-8月)、人流回復や猛暑が追い風となり好業績を収めた。

セブン&アイ・ホールディングスは、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)の国内コンビニエンスストア事業の好調が牽引し、売上高にあたる営業収益は北米のガソリン市況の影響で前年・計画ともに下回ったものの、営業利益と経常利益はいずれも過去最高益を更新した。

SEJは上期、営業収益が5.4%増の4千707億円、営業利益が9.3%増の1千385億円を記録。全店平均日販は創業以来初の70万円を超えた。既存店売上高は前年を上回り粗利率は改善。直営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は5.1%増の2兆7千204億円。

SEJの好調要因には、高品質商品の開発や各地域で実施したフェアやアプリでの販促施策などが挙げられる。

ファミリーマートは、事業利益が過去最高を達成した。

既存店客数は8月で18か月連続での前年超えとなり、日販は8月で24か月連続での前年超えを記録。これにより上期業績は営業収益が12.7%増の2千612億円、事業利益が32.9%増の517億円。これには、営業・商品・マーケティングの連携強化のもとで注力したPB「ファミマル」の拡販や高付加価値商品の開発が奏功した。

ローソンも事業利益と当期利益がともに過去最高を記録し、通期計画を過去最高益へと上方修正した。上期業績は、営業収益が11.1%増の5千454億円、事業利益が45.8%増の530億円。

人流増加に伴い「からあげクン」、カウンターファストフードや飲料、米飯の売上が伸長し、店内調理サービス「まちかど厨房」も好調となったことが寄与した。

食品以外では、導入拡大中の「無印良品」や人気コスメブランドと共同開発した新ブランドの売上も寄与した。

各社とも活気づくが下期以降の環境は「極めて不透明」というのが共通の認識。外部環境の変化と移ろいやすい生活者の消費行動を見極めながら次の一手を続々と打ち出している。

コンビニ大手3社の上期業績

関連記事

インタビュー特集

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...