UCC上島珈琲「ゴールドスペシャル」から「コクのブレンド」登場 24年連続売上No.1を目指し味覚想起しやすいブレンド名に統一

UCC上島珈琲は1日、家庭用レギュラーコーヒーの主力ブランド「UCCゴールドスペシャル」から、新ブレンド「コクのブレンド」を発売するとともに同ブランドの既存商品「まろやかブレンド」をリニューアル発売して家庭用レギュラーコーヒー(袋入り粉)市場で24年連続売上No.1を目指していく。

「コクのブレンド」は既存商品「キリマンジャロ」との差し替えになる。

これにより「ゴールドスペシャル」粉入り袋商品のラインアップは「スペシャルブレンド」「リッチブレンド」「まろやかブレンド」「コクのブレンド」「アイスコーヒー」の5品となる。

分かりやすいネーミングに統一して、50‐70代を主要購買層とする「ゴールドスペシャル」で若年層をはじめとする新規ユーザーを獲得していくのが狙い。

UCC上島珈琲マーケティング本部嗜好品マーケティング部嗜好品ブランドカレントチームの坂井舞さん - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
UCC上島珈琲マーケティング本部嗜好品マーケティング部嗜好品ブランドカレントチームの坂井舞さん

8月31日発表したマーケティング本部嗜好品マーケティング部嗜好品ブランドカレントチームの坂井舞さんは「キリマンジャロなどの産地ブレンドは他のUCCブランドでも展開している。『ゴールドスペシャル』では、どなたが聞いても味覚を想起しやすいブレンド名に統一してブランドの中でより選びやすくブラッシュアップさせた」と語る。

「コクのブレンド」は味覚想起がしやすいことと昨今のトレンドを受けて開発された。

昨今のトレンドについて、UCCグループのコーヒー教育機関であるコーヒーアカデミー専任講師の村田果穂さんは「コーヒーにもブームがあり、今は苦みやコクみたいなところに偏ってきている。コクというのは複合的な感覚で、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の五味を複雑に感じることでコクと捉える。もう1つは口の中に広がる感覚で、長く強く感じられる」と説明する。

UCCコーヒーアカデミー専任講師の村田果穂さん - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
UCCコーヒーアカデミー専任講師の村田果穂さん

「コクのブレンド」は、ミルクにもしっかり合う設計のため「うちでつくる本格カフェ・オ・レ」のサイトではアーモンドミルクに合わせたレシピを公開。

同レシピは「ナッツ感に奥行が増し、ナッツの風味がものすごくリッチに感じられる」という。

マイルドとコクの縦軸、苦味と酸味の横軸で構成される味覚マップで、「コクのブレンド」(コク・苦味)の対極にある「まろやかブレンド」も刷新。“甘い香りとまろやかな口当たり”の味覚特長を一層感じられるようにした。

「うちでつくる本格カフェ・オ・レ」のサイトでは「コクのブレンド」にアーモンドミルクを合わせたレシピを公開 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「うちでつくる本格カフェ・オ・レ」のサイトでは「コクのブレンド」にアーモンドミルクを合わせたレシピを公開
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