総務省が1日、22年度のふるさと納税の寄付額を発表し、9千654億円で前年比16%増え、3年連続過去最高を更新したと伝えられた。同制度の浸透が進んだことに加え、コロナによる巣ごもり需要で利用が拡大したとしている。
▼制度に疑問があるものの、個人的なメリットを考えてしまい昨年から我が家でもふるさと納税を活用するようになった。制度の趣旨に反しないよう、なるべく関係のある納税先にしようと近隣の市町村に絞り、返礼品には日頃食べないブランド牛などを選択した。
▼寄付の方法も非常に簡単で、サイトやアプリのほか、アマゾンや楽天市場などでもできる。サイトで返礼品を選んで寄付。自治体や返礼品によってタイミングが異なるが、ワンストップ申請書に住所や氏名を書いて自治体に送ると税金が控除される。
▼最近では、農畜産物、コメなどのモノだけでなく体験型の返礼品もある。花火大会や旅行、乗馬、ヘリコプターでの周遊など様々。これからの返礼品は、地元食材の魅力を伝えるだけでなく、体験を含めて地域への観光を誘致するよう企業同士が連携して盛り上げる発信が重要だ。