業務用の洗浄剤や固形燃料などを販売するニイタカは、23年3月28日付で子会社化した乳酸菌発酵製品の製造販売を行うバイオバンクが発売する生酵素サプリ「OM-X」で初めて食品を取り扱い、健康食品市場に参入している。現在の国内販売はネット通販が中心だが、今後はニイタカの販売ルートを活用し提案していく考えだ。
同品は乳酸菌が作り出す天然由来の植物発酵食品。野菜、果実、海藻、茸類など65種類の100%国産の天然植物を厳選使用するなどで、独自の「TH10」乳酸菌をはじめフルボ酸やL―アミノ酸、ポリフェノールなど400種超の栄養成分が発酵エキス中に含まれている。また、同乳酸菌は、タンパク質分解能力(発酵力)が優れており、TH10のタンパク質分解能力は一般的な乳酸菌比6.25倍と高く、世界の数多くの研究論文に発表(開発者:大平猪一郎博士)されている。
製法は発酵から熟成まで一切加熱しない自然発酵を用いることで、独自の生酵素を完成させている。価格は60粒、税別6千円。
ニイタカの野尻大介社長は「弊社は長期ビジョンで『世の中のキレイを支える会社』を掲げており、OM-Xで腸の中のキレイを支えたい」と意気込みを語った。
バイオバンクは1974年設立。岡山県岡山市が本社で、年商は約10億円。