種清 秋季見本展示会開催 「プラスオン」テーマに

菓子卸の種清は7月11~12日、ポートメッセなごやで「2023年種清秋季見本展示会」を開催した。

広瀬弘幸代表取締役社長は冒頭のあいさつで「今回のテーマを『PLUS+ON』とし、買上点数・客単価の増加施策として、もう1品および、価値創造型価格帯につながる売場や商品を提案する」と語った。

メーカー200社が出展、約1千300人が来場、同展示会の名物である愛知県発祥の企業「カレーハウスCoCo壱番屋」や「がブリチキン」などが出展するビュッフェも復活し賑わいをみせた。

種清の提案ブースでは、価格上昇が長期化し、家計の負担増や買上点数や客単価が減少するなどの課題を解決するため、経済社会活動の正常化によるイベントの通常開催や人流増加による消費拡大、インバウンドなどが追い風になるとみており、テーマごとに消費喚起につなげる売場や商品を展示。

クロスMDコーナーでは、レシピ本や雑誌、ハレの日とのクロスMD売場を展開。こだわり商品コーナーでは、地方の銘菓や話題の商品などが展示され、タイパをテーマにしたコーナーでは不足しがちな食物繊維などを隙間時間で補える素材菓子が陳列された。

その他、開発商品の菓楽や種清オリジナル商品の陳列や、ジェーシーシー(JCC)の商品を多数展示。JCCの新商品は、桃屋の「辛そうで辛くない少し辛いラー油」とコラボレーションしたひねり揚やミックスナッツ、パンの耳で作った「スティックラスク」、「カレーパン風せんべい」などのほか、グミブームを背景にグミを2品発売する。

缶詰のみかんに似たサイズ感の「缶詰風ナカミグミみかん味」、南国の果物4種の味が楽しめるアソートグミ「FRUTIPS」。「FRUTIPS」は、韓国でTOP3に入る人気のグミブランドで、ネスレ日本が輸入者となり、日本でも拡売していきたい考え。