ボージョレ・ヌーボー 今年は手軽な缶も サッポロビールが予約開始

サッポロビールは、ボージョレ・ヌーボーをはじめとするフランス産新酒の今年のラインアップを発表した。予約受注を7月12日から開始し、解禁日の11月16日に発売する。

「会話が弾み、心躍るヌーボー」をコンセプトに、華やかさを演出した仏ラブレ・ロワ社の新酒5品種6アイテム。昨年に続きSKUを絞り込んだ。

このうち3品種のラベルは、唯一の神社界公認絵馬師である永崎ひまるさんがデザイン。樹齢300年超の木曽檜に縁起の良いモチーフを描き、新酒を祝う華やかな雰囲気を表現した。ワイングラス約2杯分の量で気軽に楽しめる家庭用の缶商品も発売。瓶に比べて軽いため空輸時のCO2排出削減が期待されるとしている。

また同社とラブレ・ロワ社の日仏醸造家によってブレンドされた、日本の食事にあわせやすいコラボ・ヌーボーを今年も発売。すべてのアイテムはヴィーガン対応に加え、仏農務省による環境価値重視認定(HVE認証)も取得予定。

輸入量回復も19年比半減か

いずれもオープン価格だが、ウクライナ危機の影響で値上がりした昨年よりは下がる見通しだ。販売数量は、落ち込んだ昨年に比べ2割増の計画。

同社によれば市場全体の輸入量も同程度の回復が予想されるものの、19年比では50%程度にとどまるとみている。産地は天候に恵まれ、ブドウは順調に生育中。現時点では豊作が期待できるという。