「ミス揖保乃糸」が山陽百貨店でアピール

兵庫県手延素麺協同組合は6月4日、夏の販売促進イベントを姫路市の山陽百貨店を皮切りにスタートさせた。全国各地の百貨店や量販店でそうめんを味わってもらい、「揖保乃糸」の需要を喚起する。7月16日のサンリブシティ小倉まで実施する。

山陽百貨店では今年開店70周年を迎えるにあたり、4月に南館を増床オープン。今回のイベントではその南館前の広場と正面玄関前の2か所で催し、トークショーや物販、サンプル配布などを行った。

特設ステージでは「2023年ミス揖保乃糸」の2人が浴衣姿で登場し、新しくなった山陽百貨店の特徴をPRするとともに、「揖保乃糸」の歴史や製法の特徴、おすすめのアレンジレシピを紹介した。

ステージ横の試食コーナーでは、「冷やしそうめん」やアレンジレシピの「トマトそうめん」「鶏だしそうめん」など6種類を通行客に振る舞った。

また物販ブースでは、特別奉仕品として「縒つむぎ」「中華麺 龍の夢」「ひやむぎ」「全粒粉そうめん」をセットにした「おたのしみ袋」を1千円で数量限定販売。さらに、購入特典としてガチャポン抽選会を行い、豪華賞品をプレゼントした。

井上猛理事長は「コロナが落ち着いて外食が復活したことや値上げの影響、またGW頃の天候が悪く、5月末までの組合出庫量は前年比92%になった。ただ、近年は巣ごもりや猛暑などで良すぎたこともあり今の状況が妥当と判断している。8月までの残りの期間、この数字を維持していくためにも、全国各地のイベントを通して盛り上げていきたい」などと話した。