パティシエの卵に砂糖の特別授業 大東製糖

含蜜糖メーカーの大東製糖は5月16日、ハッピー製菓調理専門学校(学校法人中村学園、神保勝司校長)のパティシェ科の新入学生(2クラス・73人)を対象とした砂糖の特別授業を開催した。同校からの依頼で2017年からスタートした取り組みで、今年で開催7年目を迎えた。

授業では砂糖の原料や分類、製法、栄養のほか含蜜糖の製菓・製パンにおける機能などを講義。7種類の砂糖の食べ比べをクイズ形式で実施し、生徒からは「砂糖の種類によって甘さの余韻の長さや機能性に違いがあることを知り勉強になった」「原料糖が砂糖になるまでの工程を見ることができて興味深かった」などの声があがった。

同校では「食品メーカーは機能性に特徴のある新しい商材をどんどん開発している。作りたいお菓子のアイデアを形にするためには、こうしたメーカー商材の活用は不可欠」(パティシェ科教員・石田祐基さん)としている。今秋には、含蜜糖を使ったオリジナルスイーツを開発し、同校に併設されたカフェで販売する予定だ。