加工食品冷凍食品人手不足をサポート! 日東ベスト「JGハンバーグ」2本柱に 高付加価値品を強化
カナエ モノマテリアルパッケージ

人手不足をサポート! 日東ベスト「JGハンバーグ」2本柱に 高付加価値品を強化

業務用冷凍食品が主力の日東ベストは、ハンバーグやかつ類をはじめ、アレルゲン対策のスイーツや介護施設向けのセットメニューなど、多種多様な商品ラインアップを誇る。「畜肉のベスト」「デザートのベスト」などと評され、業界内での信頼は厚い。23年度はレジャー施設やスポーツ観戦向けの需要回復が好材料。直近ではハンバーグを中心に高付加価値品の強化を検討中。営業企画部の赤瀬川功一部長に近況や展望を聞いた。

山形工場、ハンバーグ 製造ライン再稼働へ

23年7月、昨年10月に火災が発生した山形工場のハンバーグ製造ラインが再稼働を予定している。外食店向けに展開する主力品「ジョイグルメ(JG)ハンバーグ ヴィアンド」シリーズの供給不足が解消される見通し。「『ヴィアンド』は本格的なおいしさに加え、個包装タイプのため小規模なユーザーも利用しやすい。ラインの再稼働に向け、市場でニーズが高まっている高付加価値・高単価のメニューに貢献できる製品も検討していく」(赤瀬川部長)。

赤瀬川営業企画部長
赤瀬川営業企画部長
昨年来、「JGハンバーグ ロティール」シリーズが存在感を高めている。手作り風に仕上げ、肉肉しい食感と弾力のある噛み応えを楽しめることが特長だ。包装形態はバラタイプ、関西ベストフーズで製造。赤瀬川部長は「『ヴィアンド』の代替需要を含むものの、品質の再評価が進み、JGハンバーグで2本目の柱商品に育ってきた」と手応えを話す。

簡便・本格ニーズに応える
「JGTブロッシェンソーセージ35」(日東ベスト)
「JGTブロッシェンソーセージ35」(日東ベスト)

一方、「JGTブロッシェンソーセージ」と「JGTクイックビアソーセージ」は、スポーツ観戦やレジャー施設で好適なメニューに広く利用されている。前者はホットドッグとしてパンに挟むことでパリッとした食感が引き立ち、後者は味わいが異なる3本入り(粗挽き、ガーリック、チョリソー)でアルコールが進む。「当社製品はかねてより幅広い業態で取り扱われているが、コロナ禍の外出規制が緩和され、人流の回復に伴う需要増を見込む」(赤瀬川部長)。

また、オードブルのサラダなどに「JG黒糖ペッパーポークR」が好評だ。塩漬けしたデンマーク産の豚肩ロースが薄くカットしてあり、野菜などの上に散らすだけで見た目に鮮やかな一品ができあがる。

人手不足および物価高を背景として、「JG牛肉うどんの具」や「JG肉そばの具(豚肉)」の引き合いも増えている。解凍して麺類にトッピングするだけで、定番メニューの高付加価値化と単価アップが見込める。

今春、ヒレカツなど訴求

23年春夏の新商品はかつ類などを強化。「JG御膳ヒレカツ」は、手切りを再現した形状と肉厚に仕立て、ヒレ肉本来の柔らかさと旨みが味わえる。「JGボタプラスバーグ(大豆使用)100」はカフェなどにおすすめ。大豆使用のハンバーグで食感や味わいを表現した。「JG鶏そばの素(山形風)」「JG台湾まぜそば(270)」「JG酸辣湯麺の素(400)」など麺メニューにも注力。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。