冷凍グルメをお取り寄せ 有名飲食店とタッグの新プラットフォーム 三井不動産

三井不動産は、新規事業で有名飲食店とタッグを組み、冷凍グルメをお取り寄せできるプラットフォーム「mitaseru(ミタセル)」を4月から本格的にスタートさせた。第1弾は「ファイヤーホール4000(中華)」「La Paix(フレンチ)」「日本橋ゆかり(和食)」「Ata(ビストロ)」「JASMINE THAI(タイ料理)」など著名な21店舗が参加。利用者はECで注文し、自宅にいながら手軽な冷凍食品で本格的なおいしさを楽しめる。

飲食店がレシピ提供やメニュー開発で協力し、核となる「mitaseru」(運営:三井不動産)が食材の調達、調理スタッフの確保、冷凍加工、販売までを行う。

プロジェクトは、三井不動産グループの事業提案制度「MAG!C」の審査を経て始動。担当者は「日本の飲食店は世界から高い評価を得ているが、人手不足や国内市場の縮小で環境が厳しい。『mitaseru』は来客や立地に左右されないロケーションフリーを強みに、飲食店が事業を拡張するお手伝いができれば」との思いで企画した。

このほど記者発表会を開催。参加店から「ファイヤーホール4000」の菰田欣也氏、「La Paix」の松本一平氏、「日本橋ゆかり」の野永喜三夫氏がトークセッションを行い、「試食・味見などを繰り返したが完成度の高さに驚かされた」「お取り寄せをきっかけに来店していただければ」などと話した。

販売メニューは「ファイヤーホール4000」の「激辛!火鍋肉団子」864円(税込、以下同)、「ざくろ」の「ざくろのすき焼き」2千916円、「タイガーカレー」の「海老風味チキン札幌スープカレー」1千296円、「分とく山」の「牛ロース煮」3千564円など。