自販機でタイヤチューブ販売!? 地域活性化へダイドードリンコ

飲料自動販売機に強みを持つダイドードリンコは10日、飲料とあわせて自転車用タイヤチューブが購入できる自販機を福島県伊達市の市役所など計3か所に設置した。同社は「今後も飲料購入以外の価値を提供し、地域の活性化に貢献していく」としている。

同自販機は、同市が始動した「サイクルツーリズム×交流をテーマにした廃校活用プロジェクト」に同社が賛同し、「自販機を通じて貢献できれば」と企画した。飲料とともに自転車用タイヤチューブ2種類(各1千200円)を購入することができる。同プロジェクトは、閉校した小学校を、賑わいの創出・集客を通じた地域の活性化を目的に活用・リノベーションし、サイクルツーリズムに特化した自転車ごと泊まれる宿泊施設や、地域住民の交流の場づくり、飲食スペースなどを設置するもの。

同社はこれまでも多くの地域行政と連携し、飲料自販機を通して、紙おむつの販売や、子ども食堂支援などを実施している。同社の持株会社ダイドーグループホールディングスは、グループ理念「人と、社会と、共に喜び、共に栄える」のもと、継続的な社会貢献活動の実現を目的とした「地域コミュニティ貢献積立金」を設け、地域コミュニティ活性化に寄与する活動に活用している。