国分グループ シンガポールに新センター ASEANの低温物流網強化

国分グループ本社は、シンガポールで物流事業を展開するコモンウェルス国分ロジスティクス(本社・シンガポール)が4温度帯物流センタープロジェクトを立ち上げたことを発表した。コモンウェルス国分ロジスティクスは18年に国分グループとコモンウェルスグループの合弁で設立。シンガポール国内の外食事業者、小売業の物流受託業務を展開している。今般、さらなる事業拡大に向けて隣接する土地に4温度帯物流センターを開設し、機能強化を図る。

新センターの敷地面積は1万9千㎡。冷凍倉庫(-18~-25℃)1万6千100㎡、冷蔵倉庫(0~8℃)3千㎡、定温倉庫(15~20℃)8千700㎡、常温倉庫8千700㎡、事務所など2千900㎡を計画。対応カテゴリーは加工食品、青果など。最大8万パレット収容可能な保管機能を備え、大型冷凍自動倉庫、仕分けマテリアルハンドリングを完備。最大5千500㎡の太陽光発電パネルを設置し、持続可能なエネルギーの活用によりCO2排出量削減にも貢献する。稼働予定は24年10月。

同社では「シンガポールをハブに拡大する近隣諸国の低温食品コールドチェーンの物流需要を支え、日本から進出する食品メーカー、外食チェーンならびに小売業の皆さまに国内同等の高品質な物流サービスを提供し、ASEANでの事業推進を支援したい」という。

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