逆光線(コラム)もう安価では得られない

もう安価では得られない

「最近、たくあんの引きが強まっている」と、業務用漬物メーカーで聞いた。キーワードは“黄色”だ。鳥インフルエンザの感染拡大などで、長らく物価の優等生と言われてきた鶏卵の価格高騰・供給不足が続き、特に業務用・加工用市場は厳しい状況。外食や菓子、コンビニなどで卵を使ったメニューの販売休止・規格変更といったニュースもよく耳にする。

▼弁当や給食でも卵の黄色は彩りに欠かせない。しかしながら、代替卵はまだまだ高い。たくあんのほかにも、さつまいもやトウモロコシなど候補は挙がるが、堂々主菜も務める卵とは趣が異なる。実に代え難い存在だ。

▼さて、今週から新年度が始まった。通勤時、スーツ姿も初々しい若者をちらほらと見かける。コロナ禍を経て社会環境はさらに変化し、働き方やコミュニケーションの在り様も大きく変わった。Z世代と呼ばれる彼らとの距離感をはかりかねている上司・先輩もまだ多いのではないか。

▼人口減少社会で慢性的な人手不足といわれる中、人材育成は最重要テーマの1つ。確かなことは「人財」はもう安価では得られない。

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