加工食品乳製品・アイスクリーム明治「野菜と一緒にのむヨーグルト」 野菜の栄養吸収をサポート

明治「野菜と一緒にのむヨーグルト」 野菜の栄養吸収をサポート

明治は「野菜の栄養素吸収」に着目し、約6千株の中から選び抜いた「V1乳酸菌」を使用した「明治吸収サポート 野菜と一緒にのむヨーグルト」(180g、希望小売価格税込み183円)を3月21日から全国で発売した。V1乳酸菌を使用した製品はヨーグルトのほか、「まるごと野菜」ブランドとコラボした「まるごと野菜発酵乳プラス トマトのクリームスープ」「同4種の彩り野菜のカレー」も展開しており、今後も栄養素吸収の観点から様々な商品とコラボする方針。

V1乳酸菌は、野菜に含まれる栄養(α-カロテン、β-カロテン、リコピン)の吸収を考えて選び抜いた乳酸菌で、この乳酸菌が作り出すEPS(多糖体)が野菜の栄養吸収を上手にサポートすることが分かっている。脂肪の摂りすぎが気になる人も続けやすい脂肪0タイプで、野菜との相性を重視し後味すっきりでサラサラとした飲み心地に仕立てた。

発酵デイリー開発本部発酵開発部の武田邦弘氏は開発背景について「8割の人が野菜を多く食べるよう意識しているが、7割が野菜不足であるという消費者の意識と実態のギャップに注目した。ヨーグルトが上手にサポートすることで新たな栄養の摂り方を実現する」と期待を込めた。

プロモーションは俳優の小関裕太さんを起用したWeb動画・配信やPOPなどを予定しているほか、ソムリエ協会とのタイアップによる情報発信により市場拡大を図る。機能性表示についても前向きに検討するとし、他社との店頭コラボも考えている。

発表会では、女子栄養大学栄養クリニックの蒲地佳子氏と京都大学大学院農学研究科応用生物科学専攻教授の菅原達也氏が登壇。蒲地氏は、成人の野菜類平均摂取率が1日当たり280.5gと目標値の350gを下回っていることから日々の食生活で野菜を無理なく上手に摂取することの重要性を指摘。菅原氏は、ヨーグルトによるカロテノイドの吸収促進について説明。人参のβカロテンやトマトのリコピンなど自然界に900種類以上あるといわれるカロテノイドはそのままでは吸収率が低く、その向上のために油やヨーグルトと一緒に摂ることが好ましい。乳酸菌がつくるEPSを多く含むヨーグルトと一緒に食べた場合、人参で2倍近く、トマトは6倍以上吸収率が向上した研究結果を示した。

イベントには小関裕太さんとタレントの横澤夏子さんが登壇し、小関さんは野菜たっぷりの手作りサンドイッチを披露。「単体だと爽やかで、野菜と一緒に飲むと甘味が増した印象。味も栄養素もサポートしてくれるのがうれしい」とし、横澤さんは「牛乳とは少し違うけど、さらさらとして酸味が強すぎず飲みやすい」と感想を述べた。

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