1.3 C
Tokyo
1 C
Osaka
2026 / 01 / 25 日曜日
ログイン
English
加工食品乳製品・アイスクリーム明治 変化期こそ食品企業の力を 新たな提案で付加価値向上 乳食品・調理食品から新商品

明治 変化期こそ食品企業の力を 新たな提案で付加価値向上 乳食品・調理食品から新商品

明治はこのほど、乳食品・調理食品部門の新商品発表会を実施。22年の振り返りと23年度の方針、市場概況などを示した。23年度は「環境変化を事前に予測したスピーディーな対応」を基本方針に掲げた。チーズでは健康軸で訴求してきた「明治十勝カマンベール」や「生モッツァレラ」の食シーン提案を強化し間口拡大を図るほか、市場を刺激する濃い味やスパイシーな新商品も投入。独自の乳酸菌機能を生かし野菜不足に働きかける「まるごと野菜発酵乳プラス」の新シリーズなど新たな価値を付与した商品を展開する。

執行役員マーケティング本部長の原宰氏は同社食品事業における第3四半期までを振り返り、「増収大幅減益となった。第4Qで減益を取り返すのは難しく下方修正に至った」と説明。22年度は期中の為替の円安、追加のエネルギーコストが想定を大きく上回り影響したことから、「23年度は変化を予測しスピード感を持って対応していく」方針を示した。

柱となる乳事業は「為替は落ち着き始めているがエネルギーコストなど高止まりが続いている。4月には乳価の引き上げがあり、賃金インフレや人手不足なども事業インパクトがあるのでは」とし、物流業界の「2024年問題」も「われわれの業界には多大な影響を及ぼすことになる」と危機感を募らせた。こうした状況を踏まえ、「変化の激しい時こそ食品メーカーとしての本来の姿勢を堅持し取り組むことが重要。価格が上がってもそれを上回るような商品供給が第1目標。新たな価値を提供し商品全体の付加価値の向上に取り組んでいく」など意欲を見せた。

新商品では、今年で発売30周年を迎える「明治北海道十勝」ブランドから「明治北海道十勝スライスチーズ 濃い味 7枚入り」(112g、税別400円、4月以降425円)を投入。独自のうまみ乳酸菌熟成技術を採用し、通常の1.6倍の旨味成分を含む濃厚な味わいとコクがありながら、癖がなく毎日食べられる製品に仕上げた。踊り場のカマンベール市場を刺激する商品として、「同カマンベールチーズブラックペッパー カレー風味切れてるタイプ」(90g、同560円、4月以降630円)を投入。カレー風味のブラックペッパーとクミンを使用したスパイシーさが特長で、3月以降、各エリア1か月限定で発売する。今年度は「食シーンの提案」を再度強化し、フライパン一つで豪華見え&満足感の高い「ワンパンカマン」というフレーズを元にタイムパフォーマンスに優れたレシピを提案し店頭ポップやレシピサイトで発信する。「明治北海道十勝生モッツァレラ」は新たに「ちぎって生ふわ食感」をキーワードにした有名シェフコラボやレシピサイトとのコラボを行うほか、「明治北海道十勝スマートチーズ」はアルコールとの相性の良さを打ち出した店頭展開で、おつまみ需要を喚起していく。

デイリーファットからは、10g当たり150㎖のカカオポリフェノールが補える甘さ控えめの「明治チョコレート効果 CACAOペースト」(100g、400円)を投入し美容や健康を気にかける層にアプローチする。

調理食品事業では新たに野菜の栄養吸収をサポートする乳酸菌の付加価値をプラスした「まるごと野菜発酵乳プラス トマトのクリームスープ」「同コーンチャウダー」(各200g、300円)、「同ごろっと彩り野菜のカレー」(190g、300円)、「同 トマトとなすの野菜カレー」4品を展開。大きめにカットした野菜と栄養吸収を高める独自の乳酸菌機能を掛け合わせた商品で野菜不足の人も無理なくおいしく野菜の栄養を補える。プロモーションはヨーグルトや生鮮など部門を横断したクロスMDを計画している。

関連記事

インタビュー特集

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。