12 C
Tokyo
11.6 C
Osaka
2025 / 12 / 08 月曜日
ログイン
English
加工食品冷凍食品エア・ウォーターアグリ&フーズ フローズン・チルド惣菜強化へ 畜産品と野菜の冷凍ミックス発売

エア・ウォーターアグリ&フーズ フローズン・チルド惣菜強化へ 畜産品と野菜の冷凍ミックス発売

産業ガスをはじめ、医療、食品など関連企業200社強を傘下に持つエア・ウォーター(AW)で、農業・食品部門を担うエア・ウォーターアグリ&フーズとグループ企業のゴールドパック、プレシアなどは18日、メディア向けに事業方針説明会と23年春夏新商品の発表会を開催。アグリ&フーズの岩本康範社長は「畑の作物をすべてカロリーに、が基本方針。美味しさのロングライフ化にも取り組み、ガス屋が食品を生産するメリットを出していく」と強調した。

同社は22年12月にフローズンチルドのトップシール型惣菜のラインを既存工場の一部を改装し構築。4月には大手コンビニ用惣菜として販売していく。岩本社長はガスを熟知している強みとして「ガスで食品の退色を防いだり、ロングライフ化を追求」とともにグループのガス供給なのでコスト面もメリットがあるとし、今後は「フローズンチルド惣菜を加速させていく」と方針を語った。

今春の新商品は、家庭向け冷凍食品、野菜・果実飲料、冷凍・チルドスイーツを発表。各社2~4月にかけて順次発売していく。AWアグリ&フーズは、「冷凍ミックス野菜」シリーズとして、冷凍野菜では意外になかった組み合わせとして畜産品と野菜の「ウインナー入りえだまめ&コーン」「ベーコン入りいろどり野菜ミックス」など4品を投入。冷凍ケーキからは、「凍ったままが食べごろ」としたセミフレッドケーキシリーズに「ヨーグルトケーキ フルーツ&グラノーラ」など2品を追加した。

ゴールドパックは、人気の北海道シリーズの「北海道野菜100%ストレート」をリニューアルし、野菜を6種類から13種類に増やした。

プレシアは、「ことりっぷ」とコラボした地域食材を使用し旅気分が味わえる「地域の魅力発見!旅するスイーツ」から「川越いもの大学芋風ロール」など5品を発売する

手作りにこだわった冷凍食品をホテルなどに提供する見方は、現在はBtoC向けを強化しており、自社ブランド「北のシェフ」の強化として、「北のシェフHOKKAIDOセット」(2人用、北海道帆立グラタンなど全5品)を新発売する。また、見方は23年4月1日付けでAWアグリ&フーズのMIKATA事業部として再スタートする。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。