ケンタッキー「オリジナルチキン」など鹿児島県内で寄贈 閉店時にどうしても残ってしまう調理済み食材を凍結・保管

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(日本KFC)は20日、鹿児島県内でKFC店舗を運営するフランチャイズ加盟店のMisumi社とともに調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」を食材として、こども食堂などに寄贈する支援活動を鹿児島県内で開始することを明らかにした。

 これは、閉店時にどうしても残ってしまう調理済み食材を食のニーズがあるこども食堂などへ届けるもの。

 鹿児島県では、Misumi社が運営するKFC6店舗で閉店時に店内にある調理済み「オリジナルチキン」と「骨なしケンタッキー」を凍結・保管。これらを、自治体・NPO法人など団体からの要請に基づき、物流ステーションへの配送を経てこども食堂などに届けることになる。

 このほど、かごしまこども食堂・地域食堂ネットワークを通じて、県内のこども食堂などに提供することが決まり、2月から支援の輪が拡大する。

 同支援活動は、自治体やこども食堂を運営する団体との協議により2019年から横浜市を皮切りに実施。現在、横浜市、川崎市、埼玉県、富山県、千葉県、沖縄県、宮崎市、長野県へと活動の輪を広げ、今回の鹿児島県で8県目となる。

 「この仕組みが他企業や自治体にも広く認知され、地域社会の貢献につながればと考えている」(日本KFC)と期待を寄せる。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)