3.7 C
Tokyo
0.9 C
Osaka
2025 / 12 / 13 土曜日
ログイン
English
加工食品菓子そごう・西武 カカオの魅力を発信 EC好調、40%増

そごう・西武 カカオの魅力を発信 EC好調、40%増

そごう・西武は、今年のバレンタイン商戦テーマを「個性豊かなカカオを味わいつくす」とし、チョコレートだけでなくカカオに特化した商品を展開、カカオの魅力を丸ごと楽しめる「チョコレートパラダイス2023」を20日から開催する。

カカオの産地別や濃度別の食べ比べ商品のほか、カカオ豆の外皮「ハスク」を活用したカカオティーや、カカオの果肉「パルプ」を使用したジュース、「カカオ豆」そのものとチョコレートを組み合わせたスイーツなども販売。

行動制限が緩和され、ごほうび需要も見込まれることから会場だけで楽しめるイートインメニューや、館内で焼き上げるクッキーなど様々なチョコレートを楽しめる100以上のブランドを展開。西武池袋本店のデパ地下では、老舗和菓子店が作るバレンタインスイーツを発売。そのほかオーストラリアの人気アーティスト「モルガ」が描き下ろしたデザインパッケージ入りのスイーツなど個性的な商品が登場する。

杉田大樹バイヤーは今回のバレンタイン商戦について「女性がメーンのイベントだったが、そごう・西武ならではの限定感のある商品や企画で男性の需要も増え、キャラクター商品は子どもにも人気、客層の幅は広がっている。客単価も上がっており、全体で10%増を見込んでいる」と自信のほどをうかがわせた。なお12月1日からEC販売を開始、バリエーションや限定商品を増やし、12月単月で40%増と大幅に伸長している。

また、今年発売3年目を迎えた「MAAHA CHOCOLATE」は、「カカオタブレット」や「カカオテリーヌ」を発売。メディアの影響もあり自社のオンラインショップはほぼ完売と人気を博している。代表の田口愛氏は、サステナブルな未来を目指しガーナに工場を2棟建て、今後の目標について「ガーナで女性ショコラティエを10人、農家を30人雇用するまでに成長した。今後はカカオ生産者の顔が見えるチョコや、製糖工場を作り砂糖にまでこだわっていきたい」と意欲を語った。

関連記事

インタビュー特集

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。