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加工食品製粉「麦価の方向性を注視」 粉卸2団体賀詞交歓会で館野会長

「麦価の方向性を注視」 粉卸2団体賀詞交歓会で館野会長

全国小麦粉卸商組合連合会と東京小麦粉元卸協同組合は6日、都内で新年賀詞交歓会を開催し、約120人が出席した。

全粉卸会長で東粉元卸理事長の館野洋一郎氏は「コロナ禍での不自由は続くが、オンラインの会議などが増えると仕事の合間にパンや麺を食べる機会も増える。大変な3年間だったし、まだ続くのかも知れない。卸の立場から消費者の変化に対応することの大切さを感じている」と振り返った。

さらに「昨年10月期の麦価は業界や消費者をおもんぱかって据え置きとなった。農水省のご対応に感謝したい。一方で食糧・エネルギー価格の高騰で小麦粉以外の価格改定が難しいという声も聞こえる。4月期の麦価の方向性について注視しつつ、中長期的に議論できるよう業界から声をあげたい。20年、30年先の形を皆さまと作り上げていきたい」と抱負を語った。

山田貴夫製粉協会会長による乾杯発声
山田貴夫製粉協会会長による乾杯発声

製粉協会会長の山田貴夫氏は「輸入小麦の政府売渡価格への対応と伸び悩む国内小麦粉市場が業界にとっての課題だ。貴団体は厳しい環境下でユーザーと小麦粉メーカーをつなぐ貴重な役割を果たしている」と述べ、乾杯の発声を行った。

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