「ミロ」飲みたいけど牛乳が飲めないニーズに対応 アーモンドミルク「アーモンド・ブリーズ」とコラボして鉄の栄養価値を訴求

 ネスレ日本は、麦芽飲料「ネスレ ミロ」でポッカサッポロフード&ビバレッジのアーモンドミルク「アーモンド・ブリーズ」ブランドとコラボして「♯ミロとアーモンドミルクのダブルパワー」を訴求している。

 「ミロ」としては、おいしさと鉄の栄養価値を伝える取り組みの一環で、「アーモンド・ブリーズ」としては汎用性訴求の一環。

 「ミロ」の狙いについて、取材に応じたネスレ日本の吉永祐太飲料事業本部Ready to Drinks&MILOビジネス部部長は「牛乳と『ミロ』が最優先であることに変わりはないが、“『ミロ』を飲みたいけど牛乳が飲めない”という一部のお客様のお声があり、新しい飲み方を提案すべきだと考えた」と説明する。

吉永祐太飲料事業本部Ready to Drinks&MILOビジネス部部長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
吉永祐太飲料事業本部Ready to Drinks&MILOビジネス部部長

 コラボでは「ミロ オトナの甘さ」15gと「アーモンド・ブリーズ砂糖不使用」150mlの組み合わせを提案。

 これに先立ち公式ツイッターでは「♯ミロで鉄分チャージ おすすめの飲み方はどっち?」と題した発信を行い豆乳との組み合わせも提案。
「4月には『ネスカフェ エクセラ』に『ミロ』を合わせて“ミロラテキャンペーン”を実施した。自社でできないところは他社と組み、この秋に向けてもいろいろな飲み方や楽しみ方を提案していきたい」と意欲をのぞかせる。

 「ミロ」には、特に女性に不足しがちな鉄ほか、吸収されにくいカルシウムの吸収を助けるビタミンDなど2種類のミネラルと6種類の栄養素がバランスよく含まれている。

 栄養価値の訴求では、メインターゲットの30―40代女性に向けて鉄にフォーカスしている。

 「ミロ」ブランドの販売動向は、需要急増による20年末からの一時販売休止の後、販売を再開した21年3-8月の「ミロ」本体の売上は19年同期比の約3.5倍となった。
21年10月からは「ネスレ ミロ オトナの甘さ」が加わり、現在、反動減に見舞われている「ミロ」本体を補いブランドトータルでは堅調に推移している。

 「『ミロ オトナの甘さ』が乗っかりトータルとしてはココア・モルト市場でのシェアを拡大している。『ミロ』に注目が集まり大麦飲料や大麦加工食品が増えてきており、ココアからも様々なアプローチが行われている」と述べる。
 なお「ミロ」公式ツイッターは2月25日に開設しフォロワーは現在8.1万人に上る。

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