「ちょっと贅沢な珈琲店」男性ターゲットに 「ビオライフ」植物性チーズ市場でシェア過半数 味の素グループ秋季新製品

味の素AGF社は、9月1日から「ブレンディ スティック」シリーズから初のノンカフェインティーオレ「ブレンディ スティック ルイボスティーオレ」を全国発売する。

「スティック市場はコロナ禍での在宅時間の増加を背景に、コロナ以前に比べて109%まで拡大。『ブレンディ スティック』を中心に55%シェアとなっている」とコンシューマービジネス部の坂本今日子氏。発売20周年の今年は全品の中身、パッケージをリニューアル。中身は味の素グループのスペシャリティ技術を活用し大幅刷新。特にカフェオレは、コーヒーを中心に濃厚感アップに改良する。パッケージはシズルを一新し、淹れたて感と温かみが伝えられる色合いに変える。

カフェインレスのニーズは年々拡大しており、「従来は妊婦や授乳中の人が多かったが、コロナ禍で一日中家にいて飲むため、カフェイン摂取量を気にする人が増えた。また、若い女性の間では美容と健康には良い睡眠が必要という考えが広まり、良い睡眠を摂るため寝る前にカフェインを控える人が増えている」と言う。

ノンカフェインティーオレの「ブレンディ スティック ルイボスティーオレ」は、シリーズならではのミルク風味を生かし、ルイボスティーの甘い香りとミルクのコクをバランス良く合わせた。新テレビCMでは、新広告キーワード「♯カフェオレどき」を通じて忙しい生活者に休息をとる大切さを提案する。

同社は、「ちょっと贅沢な珈琲店」ブランドから新シリーズとして「ちょっと贅沢な珈琲店 スティック カフェラテ」も全国発売する。「インスタントコーヒー市場と比べると女性の購入者比率が高いスティックコーヒーは、リモートワークの浸透をはじめとした在宅時間の増加を背景に男性による購入者比率が拡大している」とコンシューマービジネス部の星俊平氏。

「スティックの男性ユーザーは概算で60億円と言われ、有望市場となっている」とし、暮らしの中でちょっとした充実感や贅沢感、癒しを求める層に「ちょっと贅沢な珈琲店 スティック カフェラテ」を投入する。

「植物生まれのチーズ」(J-オイルミルズ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「植物生まれのチーズ」(J-オイルミルズ)
J-オイルミルズは、プラスチック使用量を60%削減した紙パックの食用油「スマートグリーンパック」シリーズから、新たに「AJINOMOTO焙煎ごま香味油」300gを8月下旬から新発売し、シリーズのラインアップを7商品に拡大する。

脱プラスチック目標として2030年度までにプラスチック廃棄量ゼロ、CO2排出量削減目標として50%削減を掲げている同社。「プラスチック廃棄ゼロ達成に向けた重点施策の一つがスマートグリーンパックシリーズの拡大」と油脂事業統括部家庭用部の宮崎朋江氏は語る。そこで秋から油種の違いを分かりやすくするパッケージ改良を実施。トップシールの色を油種ごとに変更し、ロゴを大きく配置し、背景色をつけて油種の差を分かりやすくする。

新製品として「焙煎ごま香味油」300gを発売し、市場拡大中のごま油カテゴリーに生活者から要望が多い調合タイプを追加する。認知度を上げるために11月にタレントの中条あやみさんを起用したテレビCMを展開する。

同社はプラントベース食品の世界的ブランド「ビオライフ(Violife)」シリーズから、新たに「ビオライフ植物生まれのチーズ ブロック スモークタイプ」と「ビオライフ植物生まれのチーズ シュレッド モッツァレラタイプ」を9月1日から全国発売する。「ビオライフ」は21年9月から関東圏で発売し、今年3月から全国展開した。「植物性チーズ市場は2倍に達し、半数以上がビオライフで占めるなどユーザーの拡大に貢献しており、プラントベースとは思えない味わいの評価をいただいている」と乳系PBF事業統括部家庭用マーケティング部の石田剛氏。

今秋に向けて「シュレッド」と「ブロック」各100gを発売し、植物性生まれのチーズの市場拡大に貢献する。

EU農産品 フランス製 冷凍スイーツ オノレ onore - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)