有名カフェ・喫茶店の味わいがお家で楽しめる 「キューリグ」マルチブランド・マルチドリンクで拡大

 カプセル式コーヒー&ティーマシン「KEURIG(キューリグ)」が家庭用で広がりをみせている。

 「キューリグ」の日本での展開は過去、ホテルやオフィスなど業務用が中心であったが、経営母体が2020年4月に設立されたカップス(本社・東京都港区)に移り家庭用に注力する方針へ転換した。

 これにより売上が拡大。1月の発表会に登壇したカップスの西本圭吾社長は「BtoC(家庭用)の領域に非常に力を入れて売上げが成長してきている」と手応えを語り、「キューリグ」の一番の特徴としてマルチブランド・マルチドリンクを挙げる。

 「(1月現在で)18ものブランドを1つのマシンで楽しむことができ、半年に1度程度の頻度でどんどんブランドを追加していく。恐らくこのような特徴を持ったマシンは今後も日本には出てこない」と胸を張る。

AMAZING COFFEE × KEURIG 新製品発表会&体験会に登壇し「AMAZING COFFEE ドリップカプセル」をアピールするカップスの西本圭吾社長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
AMAZING COFFEE × KEURIG 新製品発表会&体験会に登壇し「AMAZING COFFEE ドリップカプセル」をアピールするカップスの西本圭吾社長

 密封によって鮮度が保たれた専用カプセル「K-Cup」も特徴。
 専用カプセルの中のコーヒー豆や茶葉は脱酸素状態で密封しているため酸化せず、新鮮な味と香りを楽しむことができ、味づくりにおいては各ブランドの個性の忠実な再現を追求している。

 「まず完成品として売られているコーヒーを味覚や香りのセンサーを使って数値で表現。もちろんコーヒーなので数値に現れないおいしさがあり、それを職人の技で再現してブランドオーナーの皆様と何度も意見交換してブランドの想いを反映させながら1つ1つのカプセルをつくっている」と説明する。

 専用カプセルの新商品は今年、1月にEXILE TETSUYAさんがプロデュースする「AMAZING COFFEE」の味を忠実に再現したコーヒーカプセル、続く3月には「すばな珈琲」の味を忠実に再現したコーヒーカプセルを新発売。4月11日には「上島珈琲店」が「キューリグ」用に開発したアイスコーヒーのカプセルを新発売する。

 西本社長は、コロナ禍の影響を受けている生活者とカフェオーナー双方の思いに寄り添う考えを明らかにする。

 「外出に不安を感じられているお客様のお家にさまざまなカフェブランドをお届けすることと、コロナを問わずおいしいコーヒーを日本中に届けたいと思われているカフェオーナー様に新しいソリューションを提供していきたい」と語る。

 なお「キューリグ」は全米コーヒーマシン市場でトップシェアのポジションにある。
「コーヒーマシンとしては4世帯中1世帯が所有する非常に浸透率が高いブランドで、全米のブランドランキングにはアップルやディズニーなど名だたるブランドが上位に入る中34位につけている」と述べる。

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