日本茶需要拡大へ情報発信 農水省が新茶期からキャンペーン

22年度の新茶シーズンに合わせ、農林水産省は5月2日(八十八夜)から、リーフ茶の消費拡大を目指す「毎日お茶のある暮らしキャンペーン」を始める。従来にないお茶の楽しみ方や飲食料品を提案している専門店や飲食店などと連携し、特設サイトやSNS上で情報を発信し低迷するリーフ茶の需要喚起を図る。

日本茶業中央会などと21年3月から取り組んでいる「日本茶と暮らそうプロジェクト」の一環。急須離れによるリーフ茶の消費低迷を打開するため、日常生活の中で茶に親しむ機会を増やし消費マインドを高める狙い。新茶期以降も年間を通じ、季節に合わせたコンテンツを発信する予定。

機能性成分などの茶の魅力にまつわる記事や動画を募り、キャンペーンサイトなどとリンクさせる。民間の事業者が提案している「新たな茶の楽しみ方」については、新たな茶器を使ったリーフ茶の味わい方などを取り上げ、同省の若手職員が実体験する様子をSNSで伝える。

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