チーズで寿司を再現 生もの節制の妊婦「我慢せず食べたい」の声に

QBBベビーチーズなどを製造販売する「六甲バター」は、妊婦向けにチーズで寿司を再現したオリジナルの「似せ寿司」を考案。寿司需要が高まる年末年始に「寿司が食べたいという妊婦さんも楽しめるように」と、レシピをホームページなどで公開している。

似せ寿司開発には、同社の地元神戸の人気料理店「路地裏スタンドアベック」が全面協力し、寿司の人気のネタから「イクラ」「ウニ」「ホタテ」など5種類を開発した。いずれも一見本物の寿司に見え、人気店の料理人ならではのさまざまな調理の工夫で食感や濃厚な風味が再現され、味は寿司とは違うオリジナルのまったく新しい味に仕上がった。

例えばウニは、チーズを味噌漬けしたあとにクチナシの色を付けた水に2時間ほど浸し、チーズをやわらかくするとともにウニの黄土色を表現。塩味も少し取れ、ウニの食感に近づいた濃厚な旨味が特徴となっている。

同社は「妊婦さんのリアルな声に寄り添う」を趣旨としたプロジェクト「QBBベビーチーズ for mom」を展開しており、その声から「妊娠中でも我慢せずお寿司を食べたい」という声に向き合い、開発に取り組んできた。

同社によると、特に「生もの」については「お腹の赤ちゃんのことを考えて制限する妊婦さんも多く、刺身を使用するお寿司は、妊娠中に食べたかったものとして多く名前が上がり、妊婦さんの中には、生ものをほかの食材で代用するほか、海鮮類を加熱して作る『加熱寿司』など、工夫を凝らして妊娠中でも食べられる寿司を追求している声も多かった」とのこと。

また、同社ではスペシャルコンテンツとして好評だった人気漫画家naoさんによる「妊婦あるある漫画」の第2弾「何よりもお寿司が食べたかった、あの時の私」も公開している。