増税にらみ内食需要喚起 「トップバリュ」冷凍ミールキット拡充

イオンは消費増税で消費者の購買行動やライフスタイルに大きく変わり内食需要が高まると予想。こうした見立てのもと、18日、水、油、調味料を必要としない冷凍ミールキット「トップバリュ フローズンCooKit(クッキット)」シリーズから新商品6品を新発売した。

同日、イオン葛西店(東京都江戸川区)で開催された「イオン増税前内食向け新商品発表会」でイオントップバリュの和田浩二マーケティング本部長は「(ミールキットは)簡単便利でありながら『手抜きをせず手づくりの料理をつくりたい』というニーズに対応でき、次世代の簡便への対応として強化している」と語った。

和田浩二マーケティング本部長(左から2人目)(イオントップバリュ)
和田浩二マーケティング本部長(左から2人目)(イオントップバリュ)

ミールキットの開発では、簡便を基本価値とし、これに糖質制限やシニア対応といった価値を付け加えることに重きを置く。

「簡便商品はこれまでも好調に推移し、10月以降の増税のタイミングでさらに伸びていくと期待している。簡便商品に、健康・シニア・子育て応援などさまざまな軸を付加していきたい」との考えを明らかにした。

「フローズンクッキット」の新商品で目玉となるのが、卵の準備が不要な「親子煮」。同品があれば、調味料をはじめ水や油を準備する必要がなく、約10分でつくれるようになっている。

「トップバリュ フローズンクッキット 親子煮」
「トップバリュ フローズンクッキット 親子煮」

主な手順は

①卵入りの調味液のパックを水に浸して解凍すると同時に、具材の入ったトレーを電子レンジに入れて半解凍する
②半解凍した具材をフライパンで炒める
③解凍した調味液で仕上げる

――。火加減で卵を好みの固さを調整するなど手作りならではの趣がある。

白身魚の天ぷらと素揚げしたナスやブロッコリーなどの野菜に甘酢あんを絡めた「白身魚と野菜の甘酢あんかけ」も同社一押しの新商品で、こちらは調理時間約15分に仕立てられている。

卵の固さを調整できるなど手作りならではの良さも(トップバリュ フローズンクッキット)
卵の固さを調整できるなど手作りならではの良さも(トップバリュ フローズンクッキット)

同社は18年3月にチルドタイプの「クッキット」シリーズをイオングループ60店舗で発売開始し現在300店舗に拡大。今後もさらに店舗数を広げていく考え。

「フローズンクッキット」はチルドでは対応が難しいとされる買い置きニーズへの対応と鮮度維持を両立させるものとして今年4月に発売開始。現在1千800店舗で販売され、計画通りに推移しているという。

チルドのメーンユーザーは30~40代主婦層だが、「興味深いことにフローズンは50~60代が多くご購入くださっていることが分かり、さらなる拡大機会があると考えている」。

日本惣菜協会の調べによると内食の市場規模は08年から17年で比較すると14・9%増となり、市場規模は35兆円を突破した。