ダイドーのヘルスケア事業 6年目で初の黒字化

ダイドードリンコは飲料事業に次ぐ第2の柱として13年からヘルスケア事業に取り組んできた。事業開始から6年目を迎えた昨年度、売上げが19億円に達し初めて黒字化した。ヘルスケア事業について同社は今後も毎年2ケタの成長を見込んでいる。

同社のヘルスケア事業は、通信販売による健康補助食品の販売を行っており、65歳以上の特に女性を中心に高い支持を得ている。通信販売でありながら定期的にユーザーを訪問するなど直接の結びつきに注力しているのが特徴。主力商品の健康補助食品「ロコモプロ」を中心に高齢になっても健康でアクティブな生活を送るための、関節関連や認知症対策、アイケアなどの商品をラインアップしている。

同社は、自販機事業で全国各地に営業拠点を持ちさまざまなネットワークを培ってきた。主力商品の「ロコモプロ」に使用されているプロテオグリカンは、弘前大学が確立した特許酢酸抽出製法で精製した素材で、こうした地域とのつながりの中で発掘されたもの。

さらに21日、「スマートプロ」を新発売した。ブラックジンジャー由来のポリメトキシフラボン、鮭鼻軟骨由来のプリテオグリカン、生コーヒー豆エキスを配合した、年齢とともに落ちにくくなる脂肪の分解を促進する機能性表示食品。

膝などの関節の負担の軽減には体重増加を抑制することも重要で、この商品はランニングや筋トレなどの運動ではなく、家事などの日常活動でのエネルギー代謝で脂肪を消費しやすくなる機能がある。

60粒入り(約30日分)4千500円(税別)、DyDoオンラインショップで購入できる。