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海藻クロメに抗糖化成分 機能性表示目指す カネリョウ海藻

 カネリョウ海藻はこのほど、海藻のクロメに含まれるフロロタンニン類の一種「6,8′-ビエコール」が、体内の老化物質である終末糖化産物(AGEs)の蓄積を抑制する働きがあるとする研究結果を発表した。

 同社・海藻科学研究所の吉積一真所長はこのほど、説明会を開き「AGEs阻害効果が医薬品のアミノグアニジンと同等以上に高く、食品由来であるため安全性が極めて高い」と語った。

 20歳以上の若年女性15人がクロメサプリメントを30日間継続摂取した試験で総合的な疲労度を有意に改善。月経前症候群(PMS)における精神・行動の落ち込みを有意に緩和することも明らかになった。よりレベルの高い試験に移行し、機能性表示食品の届出・受理を目指す。

 また、生きた乳酸菌と2種類の食物繊維を配合した腸活飲料「umika」(2021年発売)に含まれるS-1乳酸菌の生菌粉末(フリーズドライ粉末)を開発。同社調べでは海藻由来の植物性乳酸菌はS-1乳酸菌のみで、粉末1gに2000億個の生菌を含有する。サプリメントや食品の原料として商品化した。

カネリョウ海藻マーケティング本部・山本有人部長
カネリョウ海藻マーケティング本部・山本有人部長

 同社はメカブ商品で高い市場シェアを有するが、マーケティング本部の山本有人部長は今期のメカブ相場は「2年前の倍近くまで高騰している」という。廃棄部位だった茎を3年かけて食用にした「三陸産ねばとろ茎入めかぶ」(25年発売)を例に挙げ、価格転嫁の抑制に努める考えを示した。

 海藻商品のメーン購買者は中高年層だが、23年にオープンした海藻セレクトショップ「OKAGESAMA MOBA」(熊本県宇土市)では子どもが海藻を好んで食べる様子も見られるといい、「若年層へのアプローチも当社の使命」と語った。

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