サラダコスモが運営する岐阜県中津川市の「ちこり村」で3日から4日まで、「ちこり焼酎蔵開き」が行われた。今回で11年目。西洋野菜ちこりの種芋を使った焼酎を06年に開発し、現在5種類を販売している。今年の目玉は「雪の下熟成焼酎」の初お披露目。出来上がった「ちこり焼酎」を白川郷の雪の下に5か月間置いて熟成させた。従来の商品に比べて口当たりがまろやかになり、香りの華やかさも増した。
同県本巣市の業務用コーヒー豆卸販売「香福屋」(澁谷麗子代表)が販売している「雪の下熟成コーヒー」にヒントを得て昨年、試験的に実施。今年は蒸留の最初の少量しか取れない最高級品「にごりはなたれ44度」約300本、「細にごりちこちこ29度」約500本を限定販売している。イベントでは、櫂入れ体験、きき焼酎などゴールデンウイークの家族連れらで賑わった。
長瀬好晴部長は「今後は地元の名産品として数量を増やし、白川郷などで販売していきたい」と話している。
また、同所で一番人気の「有機黒にんにく」の販売が350万個を超えたことを記念した利益還元セールも実施された。1年分の黒にんにくが当たる大抽選会などで来場者を楽しませた。