13.2 C
Tokyo
9.4 C
Osaka
2026 / 03 / 04 水曜日
ログイン
English
飲料系酒類高品質クラフト続々投入 インバウンド需要狙いサントリースピリッツ

高品質クラフト続々投入 インバウンド需要狙いサントリースピリッツ

サントリースピリッツは、好調な「ジャパニーズクラフトジンROKU」に続く第2弾として「ジャパニーズクラフトウオツカHAKU」を4月23日に発売、第3弾「ジャパニーズクラフトリキュール奏Kanade」3品を6月4日に投入する。

海外、国内ともに高価格帯のスピリッツ・リキュールが継続的に伸長している中、同社は“クラフト”にチャンスの芽があるとみて注力。17年に発売した「ROKU」は12か国、2万2千箱だったのに対して18年は32の国や地域で展開した結果、前年比673%となる14万8千箱を達成。バランスのとれた味わいや品質、六角形のボトルデザインが評価されているという。

ウオツカの「HAKU」は原料にこだわり米麹や国産米100%を使用。原料酒はほのかな甘みとやわらかな口当たりのものと、クリーンな味と香りのものを丁寧につくり分けてブレンドすることで米由来の複雑で豊かな味わいとした。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「ジャパニーズクラフトリキュール奏Kanade」

また白樺炭だけでなく竹炭も使い濾過することで、クリーンでクリアな味わいとスムースでやわらかな味わいを両立。商品開発研究部の鳥井和之シニアスペシャリストは「ミキサビリティを十分に確保した設計」と話す。

一方、「奏」は国産素材を使い、また伝統的な抽出製法(浸漬・蒸溜)で素材の個性を最大限引き立たせたという。

「奏〈柚子〉」は、柚子の果実・果皮をそれぞれつくり分けした3種の原料酒と柚子果汁を用い、柚子ならではの香り、柚子果汁の酸味、果皮の苦みを生かした素材感が特徴となる。「同〈白桃〉」はやわらかで芳醇な香りと自然でみずみずしい果実感が、「同〈抹茶〉」は甘さを抑えたことによる茶葉由来の自然で芳醇な香りと、旨みや苦みを含めた素材感が特徴だ。

「ジャパニーズクラフト」では和素材の繊細な個性を生かした「ジャパニーズクラフトカクテル」を提案していく。

仙波匠社長(サントリースピリッツ)
仙波匠社長(サントリースピリッツ)

展開について仙波匠社長は「新需要の創造を狙っており、中味を推奨してくれるようなバーなどをメーンに想定している」といい丁寧なブランディングを図る。プレミアムな価格帯とすることで、既存品と住み分けしていくという。

「HAKU」は昨年10月から米国で先行発売。初年度は9千箱。「奏」はインバウンド需要も想定し料飲店・空港・免税で販売し、状況次第でその後の展開を検討するとしている。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。