さまざまなコーヒーやドリンクを提供するだけなく、ドリッパーの洗浄やコミカルなパフォーマンスによる呼び込みなど多岐に稼働するカフェロボットが登場した。人の表情を認識して話しかけることもでき、AIを使ったデータ分析で顧客の反応や好みを把握し、接客スキルも向上し続けるという。
これは、UCCグループとQBIT Robotics(ロボティクス社)が共同提案する「&robot café system by UCC」。「&robot」は、効率化や合理化よりも人の気持ちを動かすことを第一に考えるロボティクス・ブランド。UCCホールディングスはロボティクス社に出資し、UCCグループが蓄積してきたコーヒーやコーヒーショップ運営に関するノウハウを投入してサービスロボットの開発・運用支援を行っている。
販売はUCCグループのラッキーコーヒーマシンが手掛ける。ラッキーコーヒーマシンはロボティクス社とコーヒーを提供するサービスロボット販売に関する独占代理店契約を締結。カフェロボットに必要なコーヒー豆や食材などは、業務用サービス事業を展開するユーシーシーフーヅ(UF)が提供する。
業務用市場では人手不足が切実な課題。これを受けUFでは“未来のカフェに、会いに行こう”をテーマに、全国7会場で業務用食品展示商談会を開催し、カフェロボットをはじめIoT機能を取り入れた全自動ドリップマシンなどを提案して機械化を推進している。
16日、東京会場で会見したUFの川久保則志社長は「お客さま(外食などの得意先)の売上単価を上げることと人件費を抑えた簡単なオペレーションが大きなテーマ。昔は新規店5軒のうちコーヒーマシンの導入は1