ポッカサッポロフード&ビバレッジは、職場の共用冷蔵庫などに「ポッカレモン100」の常備を促す「置きレモン」の提案を始動した。
「ポッカレモン100」の瓶3品(120ml・300ml・450ml)は「高めの血圧(収縮期血圧)を下げる」機能を表示した機能性表示食品。
主に家庭で使われている同商品を、これまでほとんど生活者との接点がなかったとされる職場で提案していくのが「置きレモン」のポイント。
血圧ケアをきっかけに、職場で生活者が自身の健康状態を意識し、小さなことからでも健康に向けた行動をとり最終的に習慣化へつなげていくのが狙い。

1日のうち家庭と並んで多くの時間を過ごすことの多い職場で行動変容を促すことで企業の健康経営に貢献していく。
健康経営において、食事・運動に加えて、健康課題の可視化と改善が今後重要になると同社は捉えている。
10月28日、発表会に臨んだ佐藤雅志社長は「健康の知識だけがあればいいというものではなく、そこから行動へつなげていくことが大事。自身の健康状態に気が付き健康行動の習慣化のきっかけを作っていくことが我々にとって大事」と語る。
そのきっかけづくりで着目したのが血圧。日本高血圧学会ほか「一般向け『高血圧治療ガイドライン2019』解説冊子」によると、日本での推計高血圧患者は約4300万人に上る。
「高血圧は身近な生活習慣病である一方、自覚症状が非常に乏しく、気づかないまま進行しやすいのが現状。血圧ケアを個人任せにせず、職場全体の意識や習慣化へつなげていくことが重要」とみている。
企業にとって、血圧対策は、血圧計を使って測定でき変化を確認しやすく、従業員の健康課題を把握する手がかりにもなることから、同社は健康習慣化の有効的な継続施策として、「ポッカレモン100」を水や白湯、炭酸水に入れた飲み方を提案していく。
「『ポッカレモン100』は長年、家庭でお使いいただくことが非常に多かった。今後は、家庭から職場へ同商品の持つ可能性を広げていきたい。健康によいことを頑張って続けるのではなく、日常のちょっとした中で無理なく続けられる健康習慣を目指していきたい」と意欲を示す。
現在、フジクラ(本社:東京都江東区)とJA遠州中央(静岡県)へ試験的に導入。3か月間を経て、健康経営にどのように貢献するのか、実際の使用量などを見定めた上で社会性と経済性の両立を図れるような展開を詰めていく。
「我々サッポログループは、サッポロビールを含めて、お付き合いさせていただいている企業がたくさんある。これまで、どちらかというと適正飲酒の啓発活動やレモンの活動を伝えていたが、今後は、知識から行動を促すようなことを含めて、営業の一環として啓発していきたい」と述べる。
「血圧を測る社会から血圧をケアする社会に変えていきたい」と呼びかけるのは、マーケティング本部ブランドマネジメント部宣伝販促グループの肥後亮グループリーダー。
2022年から全社で実施しているパートナー企業に「ポッカレモン100」商品を差し入れする「差し入レモン」と今回の「置きレモン」の違いについて「『差し入レモン』は体験に留まっていたのに対し、『置きレモン』は実際に血圧を測ることによる可視化に加えて、誰でも簡単に始められる選択肢を職場に置きケアするところをセットにしたところが大きな違い」と説明する。
今年4月に2177人を対象に実施した自社調査を引き、40~50代の働き世代は血糖値と尿酸値を優先順位の高い健康トピックスとして捉え、血圧ケアが後回しとなりやすい現況にも触れ、「(血圧ケア)を企業や誰かがサポートしなければいつまでも先送りされてしまう」と指摘する。

同社は、2024年から全社で「置きレモン」を実施。「当社の社員は習慣化されており、今回の職場(試験的導入先)についても習慣化されるものと考えている。手軽にできる血圧ケアで健康になっていただき、業務パフォーマンスが向上につながれば、こんな幸せなことはないと思っている」と力を込める。
「置きレモン」のほか、5月17日の「世界高血圧デー」、9月3日の「クエン酸の日」、11月2日の「いい血圧の日」などに職域食堂やオフィスビルで血圧ケアを啓発していく。
この日は、深川ギャザリアタワーS棟1Fラウンジ前(東京都江東区)で習慣化しやすい血圧ケアとしてレモン水試飲会を実施。佐藤社長も道行く人に試飲を促していた。
11月2日にも「YEBISU GARDEN CAFE」(東京都渋谷区)でレモン水試飲会を予定している。
