ヤマダイは、発売25周年を迎える「凄麺」ブランドのプロモーションとして、「凄麺の日」(10月29日)に合わせた試食販売を全国各地のスーパー50店舗以上で行っている。3日には「凄麺」生みの親である大久保慶一社長が「オーケー銀座店」(東京都中央区)に駆けつけた。
本紙などの取材に応じ、「生活者が麺のおいしさに驚くようなカップ麺を目指している。ご当地シリーズが充実し、全国津々浦々にファンが増えてきた。目の前のトレンドに流されることなく、製品の価値をさらに高めていきたい」と語った。
「オーケー銀座店」は訪日客の来店も多いことから、30種類以上ある「凄麺」のラインアップから有名観光地の味わいを再現した「札幌濃厚味噌ラーメン」「函館塩ラーメン」「京都背脂醤油味」「熟炊き博多とんこつ」の4品を販売。売場は多くの来場者で賑わった。「凄麺の日」当日は「オーケー港北店」(横浜市)で約30品を揃えた過去最大規模の試食販売を実施する予定。
大久保社長は「全国で多くのスーパーにご協力いただいている。試食販売は食品メーカーにとって商売の原点。われわれが自信をもって推奨し、お客様が納得して買っていただける」と述べた。
「凄麺」の現状は「数多くのご当地シリーズを継続的に販売した効果があり、ファンづくりに手応えを得ている。当社が同業の大手メーカーと正面からぶつかっても勝負にならないが、ファンが後押ししてくれれば力は10倍にもなる」と評価した。
一方、カップ麺そのものの魅力を高めることの重要性を強調。「麺類の市場を俯瞰すると、冷凍麺、調理麺などがどんどんおいしくなっている。消費者ニーズが多様化する中で、即席麺は手軽さだけを強みにしていては埋没する」との認識を示した。
11月下旬、坂東ファクトリー(茨城県坂東市)に建設中の新工場(第2期工事)が竣工予定。
「これまで培ってきた技術と最新鋭の設備を組み合わせた唯一無二の工場になる。もっと驚かれるようなおいしさのインスタントラーメンを開発し、さらなる成長に挑戦したい」と展望した。
「凄麺の日」は、2001年10月29日にノンフライカップ麺「凄麺」ブランドの第1弾商品「これが煮玉子らーめん」を発売したことに由来する。18年に日本記念日協会から認定を受けた。
