今月1日からの酒税改正を前に、増税となる発泡酒や缶チューハイなどのRTDでは駆け込み購入による仮需が発生したものの、過去のケースと比較して小規模にとどまったとみられる。
各社の9月度実績は下表の通り。ほぼ前年並みとなったビール類のうち、駆け込み需要の増加が期待された新ジャンル(発泡酒②)は市場全体で95%と前年割れ。他方、減税前の買い控えが予想されたビールは102%と堅調だ(いずれもサントリー推計)。
やはり1日から増税となったRTDは、前年の新商品発売の反動があったアサヒを除く3社でプラス。ただ2ケタ増となったサッポロ以外は、9月までの累計実績と比べても数ポイントの上昇にとどまった。
22年10月、24年4月に4社が一斉値上げを実施した際には、その前月のビール類販売実績が3~5割増と大きく伸びた。また20年、23年の酒税改正時と比べても仮需の規模は縮小している。

