その他各種イベント・展示会・講演会カゴメ・堀江課長 「農業振...

カゴメ・堀江課長 「農業振興」講演で熱弁 野菜の魅力発信で農業支援

 日本アイスクリーム協会は7日、日比谷コンベンションホールで第52回アイスクリームセミナーを開催し、業界関係者など約130名が受講した。

 前半は厚生労働省の乳肉安全課の森吉美樹課長補佐が「食品衛生をめぐる最近の動向について」講演。後半はカゴメのコーポレート・コミュニケーション部の堀江建一広報グループ課長が「カゴメの事業と価値創造活動について」講演した。

 講演に先立ち小栗英揮専務理事は、「2025年調査によると、アイスクリームが好きな人は全体の90%と、スイーツの中で第1位に達した。魅力の一番に、おいしさや幸せな気分になる、ストレスの解消などがあがっている。現在の販売動向は芳しくないが、お客様にはアイスクリームの価値は届いているはずだ。国際情勢により原料の確保は難しく、各社は様々な対策を考えている。今回のセミナーの講演を参考にして、今後の事業活動や業界発展に向けて一助になればありがたい」と挨拶した。

 カゴメの堀江課長は、会社の事業概要を説明した上で、価値創造活動として①野菜と健康の価値提供②農業振興③持続可能な地球環境」について講演した。

 この中の「農業振興」では、「栽培支援・機械化・AI活用で持続可能な農業の未来を支えてゆく」とし、「畑は第一の工場」という哲学のもと、自社のフィールドパーソンが畑を巡回し、農家の栽培を支援。AIで生鮮トマトの収量を予測するシステムを開発し、これを大型菜園に導入することで、農業データを活用して、勘や経験に頼らない持続可能な農業を推進していることなどを説明。野菜と生きる一日が体験できて、ファクトリーツアーや野菜収穫体験、本格イタリアンが楽しめる施設「カゴメ野菜生活ファーム富士見」(長野県)も紹介した。

 また、地域や野菜の魅力を発信する取組みとして、今年1月に立ち上げた「めぐみめぐるAction!」を紹介。「生産者と生活者がともに支え合う仕組みを通じて、持続可能な農業を支えることを目的としている」など説明した。

 青森のりんご産地が直面する課題に向き合うため、生産者とJAアオレン、カゴメの三者が約2年をかけて開発したストレートりんごジュース「青の森の蜜」(3本セット10,800円)を紹介。「国産の野菜や果実の魅力を高めた高付加価値商品を届けすることで、地域の生産者や産地がより豊かになり、産業全体の維持・活性化にもつながる」など考えを示した。

関連記事

インタビュー特集